過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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72: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:46:01.24 ID:cc4KrkVu0

それほど広くはない風呂に4人。
人口密度の高さにうんざりしていたのである。

なにも全員同時に入ることはないだろう、とは思ったが、その質問は野暮だろう。
以下略



73: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:46:44.69 ID:cc4KrkVu0

「―――あのさ、あんたがマミと一緒に風呂に入るのに、違和感とか感じねーの?」

「違和感、か……特に何も無いけれど?」

以下略



74: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:47:33.34 ID:cc4KrkVu0

「それじゃあ、流すわね?」

「はーい」

以下略



75: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:48:19.39 ID:cc4KrkVu0

「手馴れてるね、ほむら」

「……猫の世話をしたことがあるから」

以下略



76: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:49:05.54 ID:cc4KrkVu0





以下略



77: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:50:03.42 ID:cc4KrkVu0

『悪い、ってよりは馬鹿だね。 あんたは大馬鹿だよ』

『うぐ……はいはいどうせそうですよー、ほむらにも愚かって言われるし、マミさんにも自制しろって言われるしさ』

以下略



78: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:51:09.38 ID:cc4KrkVu0

そうして、雨の中で握手を交わした。

さやかは、昔のあたし自身だった。
正義の魔法少女なんてものを気取って、それを誇っている。
以下略



79: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:51:59.59 ID:cc4KrkVu0



「…………」

以下略



80: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:52:51.86 ID:cc4KrkVu0

マミの目に映る杏子の背は、妙に小さく見えた。
けれど、それでも一切を拒絶しようとしていて。

「……ゆまちゃんの額に、火傷の痕があったわ」
以下略



81: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:53:52.29 ID:cc4KrkVu0

「まさか、『仕方ねーな、どうにかしてやるよ』なんて言うとでも思ってたのか?」

嘲るような声で杏子は返答する。
けれど、マミには自分が嘲られているように思えなくて。
以下略



82: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/10/22(土) 19:55:04.93 ID:cc4KrkVu0


沈黙の後、マミはリビングから出て行った。
結局、自分は何をしているんだろう。
これではあの夢の、あの時と同じじゃないか。
以下略



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