過去ログ - アイリス「さよなら、ジャンポール」
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39:ny[saga]
2011/10/21(金) 19:28:29.24 ID:sT9PuPCN0
『だって、『ポルナレフ』はアイリスだもんっ!
アイリスがひとりでさみしかったときに、もっとさみしかったもうひとりのアイリスだもんっ!
だから、アイリスには『ポルナレフ』が分かるのっ!』
『そう、君は怖がっているだけなんだ。
40:ny[saga]
2011/10/21(金) 19:30:04.02 ID:sT9PuPCN0
「どいつもこいつも無駄口ばかり叩きやがってよおっ!
いいだろうっ! 無駄口なんぞ叩けないようにしてやるからよおっ!」
それは『ポルナレフ』の最後の自己境界線だった。
最大霊力を自らに集中させていく。
41:ny[saga]
2011/10/21(金) 19:31:48.59 ID:sT9PuPCN0
と。
『ポルナレフ』に唐突に異変が起こった。頭を抱えて霊力が弱まっていく。
しかし、それはこれまでと違う。
『ジャンポール』は此処に居るのだ。彼が抑止しているわけではないだろう。
ならば、ならばそのようなことが出来るのは………?
42:ny[saga]
2011/10/21(金) 19:32:40.12 ID:sT9PuPCN0
「発現しなかったのではなく、発現出来なかった……?」
「何だと?」
「そう……。『イリス』は発現しなかったのではない。
43:ny[saga]
2011/10/21(金) 19:35:07.09 ID:sT9PuPCN0
今回はここまでです。
次回、最終投下。
44:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:14:10.54 ID:Ie10TeSW0
○
45:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:14:38.61 ID:Ie10TeSW0
○
46:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:15:16.06 ID:Ie10TeSW0
予期していなかった言葉だったのだろう。
『ポルナレフ』は動揺したらしかったが、すぐに平静の顔となった。
「そう言われると嬉しいが、やっぱ俺は統合するよ。
分かれたものは、一つになった方がいいのさ。
47:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:23:44.24 ID:Ie10TeSW0
○
48:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:24:41.88 ID:Ie10TeSW0
『そうしたらさ、僕は気がついたらくまのぬいぐるみの中にいた。
君がそうしたのか、僕の力だったのか、
とにかく僕は熊のぬいぐるみ……、ジャンポールとして君の友達になろうって思ったんだ。
そうする事が君のためだと思ったんだ。
流石に自由に動くわけにはいかなかったけど、君が眠っているときとか、語りかけていたんだよ……』
49:ny[saga]
2011/10/24(月) 21:25:24.87 ID:Ie10TeSW0
「でも……、統合してアイリスは一体どうなるんだ?
『イリス』は消えてしまった。
主人格が居なくても、アイリスは大丈夫なのか……?」
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