過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」三機目
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438:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 02:50:40.30 ID:J3/JFd5AO
 出撃を見合わせる他の隊員も、全員がこの場に集まり話に耳を傾けていた。
 何故なのだろうか、オーバーフラッグスから参加する二名に自分が選ばれた際、誰一人と反対意見を出すことはなかったのだ。
 正直、技量では一番劣っている自分を出す理由が分からない。
 もちろん聞いてはみたが、誰一人まともに答えてなどくれず、レオーノフ大尉には説教まで食らう始末。
 辞退したいわけではなかった。
以下略



439:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 02:57:11.51 ID:J3/JFd5AO
 そうだ、敵はガンダムもどきだけではない。
 水中を航行できる新型MS、そして基地を破壊した強力なビーム兵器を有する機動兵器も存在している。
 敵陣中央を強襲するグラハム少佐だけじゃない、自分達だっていつ死ぬか分からないんだ。

 ダリル少尉は幸運にも生き延びられた。
以下略



440:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:08:11.39 ID:J3/JFd5AO
――輸送機・MSドック――

グラハム「…………」

 レバーを掴み、左右に軽く機体を動かす。
以下略



441:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:23:47.00 ID:J3/JFd5AO
ビリー「グラハム!」

グラハム「カタギリ」

ヤザン「…………」
以下略



442:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:35:19.35 ID:J3/JFd5AO
 カタギリは僅かな言い回しの変化にも気付き、訝しがる。
 遠回しに追及してみようとも考えたが、恐らくボロは出すまい。やはり付き合いが長すぎるのだ。
 やはり真っ正面から問いただすに限る。
 お互い、いつだってそうしてきたのだから。

以下略



443:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:36:42.43 ID:J3/JFd5AO
グラハム「カタギリ、何があった」

グラハム「いや……お前とマリーダに、誰が何を言った?」

ビリー「ッ…………!」
以下略



444:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 03:41:51.46 ID:J3/JFd5AO
リヴァイヴ「最新鋭の技術の粋を集めた、いわば地球圏最強のMSがこのアドヴァンスドGN―X」

リヴァイヴ「それがたとえライセンサーと言えども、所有するに相応しくないと判断された場合、機体の受領を保留にする権限が我々には与えられております」

グラハム「ほう……」
以下略



445:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:06:53.36 ID:J3/JFd5AO
 唇を噛み締め、拳をきつく握るカタギリの様子を見て、もう何も言うことは出来なかった。
 ただ一つ、生きて任務を終わらせることだけが真相を知る術なのだろう。
 相手はガンダム。それも相当の手練れが駆る、暴力の化身。
 倒さねばならぬ、という使命感と共に、また戦える、という高揚感が沸々と湧き上がってくるのが分かる。
 盟友達に延びた魔の手の真相が掴めぬ不快感、それ故に生まれるわだかまりから離れるように、兵士としての自分に浸っていく。
以下略



446:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:10:00.12 ID:J3/JFd5AO


 通り過ぎる兵士に挨拶され、会釈する。
 あれはユニオンのパイロットスーツだ。此処では国籍や人種による差別が見られないのが心地いい。
 人革連ではあまり良い思いをしなかっただけに、なおさら強く感じるのかもしれない。
以下略



447:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:22:38.51 ID:J3/JFd5AO
 はたと声のした方へ振り向く。
 驚いたのは、誰のものかは分かっていたが、その誰かが問題であったから。

フォン「……まるで親の仇でも見つめるような目だ」

以下略



448:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2013/02/07(木) 04:24:39.74 ID:J3/JFd5AO
フォン「ヅダ」

デュバル「!」

フォン「形式番号EMS-10。何年前だったか、宇宙開発及びテロリズムの宇宙拡大に先立ち、宙間戦闘に於ける絶対的優勢確保を名目に開発されたMS」
以下略



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