過去ログ - 京子「アッカリーン」
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182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/06(金) 16:31:04.88 ID:j9l2fNx60
あかり「結衣ちゃん」

声をかけたところであかりがいるってことに気付いたみたいで、振り返ると同時にいつものように軽く言葉をくれた。
でも、やっぱりなんでこんな時間まで残ってるんだろうって思った。

以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/06(金) 16:41:36.07 ID:j9l2fNx60
あかり「……」

なんで知ってるのって思った。
あかり、まだ生徒会の人としか話したことなかった。

以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/06(金) 16:51:58.18 ID:j9l2fNx60
結衣「……行かないでよ」

あかり「結衣ちゃん……」

結衣「知ってるんだよ。あかりのこと、私はよく知ってるんだよ。なんで進学校に行こうとしてるのかも、大体察しがつくんだよ……」
以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県)[sage]
2012/01/07(土) 00:05:09.42 ID:FLr5HNheo
待ってるから


186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:05:53.94 ID:JSkoPqAA0
あかりはみんなが幸せになるといいなって思ってる。
あかりができることで、あかりの手が届く範囲でもいいからみんなが幸せになることがあかりの夢なのに。

結衣「絶対に、約束守ってよね……」

以下略



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:15:26.86 ID:JSkoPqAA0
―結衣―

あかりに抱き締められながら、私はあかりに告白をした日のことを思い出していた。
新学期が始まり、夏の到来に合わせて舞い込んできた生徒会の話。
私と京子はすでに3年生で入るっていう選択肢がなかった状態だったから、自然とちなつちゃんとあかりに矛先が向いた。
以下略



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:26:58.37 ID:JSkoPqAA0
昔、京子とあかり三人で遊んでいたころから、それなりに意識していたのかもしれないし、中学校に上がってからは完全に意識してたと思う。
あかりのあの他人にも優しくできる性格とか、そういう振舞いを見てると胸が痛んだ時もあった。
ちなつちゃんとキスしてる姿を見たときは、あまりの衝撃にそこから京子と一緒に逃げだして家に帰った後になってからショックが支配してた。でも、あれが誤解だってわかった時は心底安心していた。

そしてあかりが中学2年生、私たちが中学3年生になって、生徒会の用事であまりあかりがこれなくなった頃からあかりがいないと寂しいってことに気がついてた。
以下略



189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:37:28.25 ID:JSkoPqAA0
今日と同じように校門で待ち伏せした。
京子とちなつちゃんは用事があって帰っていたから、自然とあかりを待つ口実ができていた。
緊張とかそういうのが全くなかった、怖いくらいに冷静にあかりを私のものにしようなんて考えていた。
今思えば、狂っていた。

以下略



190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:49:25.50 ID:JSkoPqAA0
あかりに先にリビングに行ってもいいよって言って、私は鍵を閉めた。
チェーンロックもした、こうすればあかりが逃げ出しても、チェーンロックに気づかないで開けられないはずだなんて思ったから。
妙に頭がすっきりしてて、この後はどうすればいいんだろうなんて思っていたけど、気にすることもないよなんて呟いていた。

リビングに入ると座りながら、「結衣ちゃんの家に来るのは久しぶり〜」って周りをキョロキョロ見回してる。
以下略



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 18:04:10.97 ID:JSkoPqAA0
結衣「あかりの髪ってきれいだよね」

手を伸ばして髪を触る。
ビクッて震える体、その震えであかりが私の下にいるってことが感じられて、とてもうれしかった。
クシャクシャって髪を撫でて、優しく撫でてるけどあかりの震えは止まらなかった。
以下略



192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 18:11:13.69 ID:JSkoPqAA0
あかり「ううっ、やめてよぉ、ゆいちゃん……ひっぐ」

結衣「あかり、なんで泣いてるの?」

私の頬に落ちてきたのはあかりの涙だった。
以下略



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