過去ログ - 土御門「忘れたかにゃー、インデックス。オレって実は天邪鬼なんだぜい」
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47: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:10:28.57 ID:7vqbsX8B0

ああ、なんて見事な土下座なのだろう、と土御門は内心で感心していた。タイミング、フォーム、発声すべてにおいて効率的かつ立派なものだった。
おそらく借金取りに追われている人たちのそれと同等、いやそれ以上の出来栄えだったと言える。それほど無駄のない完璧な土下座であった。
……いや、そんなことを考えている場合ではない。今はとにかく2人に状況を理解してもらわねば。
そう考え直した土御門元春は、脱線した話の流れを元に戻すことにする。
以下略



48: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:12:17.67 ID:7vqbsX8B0

いや、お前はそのくらいのペナルティを受けるべきだろう。何せいたいけな女の子を真っ裸にしてしまったのだ。しかも屋外で。
もしかすると噛みつくという行為はまだ可愛げのある方なのかもしれない。一歩間違えばそれこそ包丁で刺されかねないし。
それからしばらく上条当麻が頭を噛み砕かれている図を楽しんでいると、ふと彼のツンツン頭から口を離したインデックスが首を傾げた。

以下略



49: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:13:53.44 ID:7vqbsX8B0

しかし、そう馬鹿に出来る話でもない。何せ、その異能を打ち消す異能というモノを2人はまざまざと見せつけられてしまったのだから。
もっとも、少女の方は身体で覚えさせられた、とでも言うべきなのだろうか。現に衣服は布地にまで還元してしまったのだし。
……そうやって何も知らないと装いながら、土御門元春は今まで出てきた情報から結論を導き出すことにする。

以下略



50: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:15:14.99 ID:7vqbsX8B0

「……それで? 土御門、追われてるってのはどういうことだ?」

「うん? 何だカミやん。気になるのかにゃー?」

以下略



51: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:18:00.90 ID:7vqbsX8B0

「さて、じゃあまずお前は何に追われてる訳?」

「よくわかんない。でも追われてるのは確か」

以下略



52: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:19:35.70 ID:7vqbsX8B0

「うぅぅ…。どうしてこの人たちは私のことを信じてくれないのかな…?」

「今の説明で信用する方がどうかしてるぜい」

以下略



53: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:20:57.97 ID:7vqbsX8B0

あっさりと。あまりにあっさりと自分たちの不優秀さを認めてしまった土御門たち対し、インデックスは激しく動揺してしまう。
それは、驚きや怒りの感情も原因としてあるが、一番の理由は、


以下略



54: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:23:57.89 ID:7vqbsX8B0

「うしっ。科学の勉強はここまでだにゃー。そろそろ魔術結社とやらのお話を聞かせてもらおうぜい」

「だな。とにかく話だけでも聞かせてもらうとするか!」

以下略



55: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:26:57.86 ID:7vqbsX8B0

とはいえ、さすがにこのまま放っておいて少女がこの世からおさらばしてしまうのを後でニュースで知るというのは後味が悪い。
別に殺しが目的だと確定した訳でもないが、上条としては最悪のケースまで考えてしまうので、そうなると殺人幇助したような気分になってしまう。
いや、それ以前に、根本的に目の前に追われている少女がいるというのに、それを無視するなんて上条当麻には出来ない。でも、補習はもうすぐ始まる。
さて、どうしたものかとお人好しは深く考えて考えて、考えた結果、
以下略



56: ◆sk/InHcLP.[saga sage]
2011/12/18(日) 21:28:31.73 ID:7vqbsX8B0

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「……あれで良かったんだよ。あの人は、私みたいな人間に関わるべきじゃないもん」
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