396:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:03:13.06 ID:Z92gKdK4o
射した光が、反射を受けて鮮やかに色付く。
数え切れないほどの魂がワルプルギスの夜から解き放たれ、浄化され、輝いていた。
彼女たちの声が聞こえる。
ありがとう、ありがとうと。
397:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:04:08.36 ID:Z92gKdK4o
「ごめんなさい」
398:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:04:54.83 ID:Z92gKdK4o
ただ、一番乗りを譲るつもりはない。
後ろからほむらちゃんを抱きしめて。
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2012/01/12(木) 23:06:26.81 ID:Z92gKdK4o
そして長い時間を掛けて、光の柱は消えていく。
その役目を終えて、元の見滝原の様相を取り戻していく。
当然、そこは前のままではない。
400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:07:26.04 ID:Z92gKdK4o
そしてわたしには、まだ残った仕事がある。
それをこなさなければ、終わりとは言えないだろうから。
401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:08:17.33 ID:Z92gKdK4o
抵抗する概念はない。
ただ、抵抗する力は、あった。
ソウルジェムは押し戻される。
402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:09:07.43 ID:Z92gKdK4o
見れば他のみんなも、全く同じ顔つきをしていた。
みんなにはみんなの生活があるから、と思っていたけれど。
どうやらこれでは、連れて行かないほうが恨まれてしまいそうで。
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:10:37.79 ID:Z92gKdK4o
「僕は、帰るとしよう」
「キュゥべえ」
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:11:10.62 ID:Z92gKdK4o
「助けてもらったから」
「本当に不思議な存在だね、君たちは」
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:11:56.64 ID:Z92gKdK4o
【Side:美樹さやか】
仁美と一緒に避難者の帰りを待って、待ち人を見つけて、そして真っ先にやったこと。
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:12:27.67 ID:Z92gKdK4o
呆けた顔の後に呆れ返った顔。
それでも恭介は、頷いて、約束すると言ってくれた。
まだ心臓のバクバクが収まらない。
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