386:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:26:41.31 ID:Z92gKdK4o
まず一人。
さやかは、すぐに見つかった。
風があまりにも強いため、私たちは殆ど一直線上に並んでいたから。
勢いのまま私は彼女に覆い被さり、さらに爆弾を点火して後ろに放り投げ、爆風を生んで推進力を受ける。
387:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:27:49.41 ID:Z92gKdK4o
「さやか!」
「ッ了解!」
388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:28:40.58 ID:Z92gKdK4o
【Side:鹿目まどか】
「いや、いや……いやだよ、こんなの、いやだよ」
389:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:29:39.82 ID:Z92gKdK4o
ほむらちゃんから、霊脈という場所から動かないよう、念を押されていた。
動かないのであれば、首を向けてただ見ていることしかできない。
でも、限界だった。
390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:30:14.64 ID:Z92gKdK4o
その声は、わたしに向けられたものじゃなかった。
その声は、この状況を引っくり返せる彼女に、向けられたものだった。
391:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:31:35.37 ID:Z92gKdK4o
「鹿目さん、私たちは大丈夫みたいだから」
「お前にしかできないことが、あるんだろ」
392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:32:10.66 ID:Z92gKdK4o
弦を強く引き絞る。
キリキリと張り詰めるその音は、やけに強く耳に残る。
それは正面からも発せられていた。
393:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:32:50.66 ID:Z92gKdK4o
「今からあなたたちに、返します」
394:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/01/12(木) 22:34:25.14 ID:Z92gKdK4o
以上、第十五回です。
30分ほど後に、閉幕としたいと思います。
395:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/01/12(木) 23:02:40.00 ID:Z92gKdK4o
それでは、再開します。
428Res/302.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。