847:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:35:08.96 ID:pOQ9sNVj0
「功刀さん?」
「……このドームに、『龍』ガ、二匹イル」
「龍……?」
848:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:35:45.31 ID:pOQ9sNVj0
「既に一匹トは交戦シタ。カナリ強い。
殺しハシナカったガ……覚醒すレバ、
ハイエイトクラスと言ってもイイ」
「覚醒……?」
849:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:36:23.17 ID:pOQ9sNVj0
「別の……」
「魔法兵器ハ、破壊すル。それはオレたちの取り決メだ」
「殺すんですの……?」
850:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:36:57.19 ID:pOQ9sNVj0
中の老婆は、麻薬でもやっているのか、
よだれを垂らしながらしばらく呆然としていたが、
やがてのろのろと手を伸ばして、功刀に新聞を差し出した。
その時に燐を見たが、
851:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:37:36.44 ID:pOQ9sNVj0
しばらく歩き回り、
燐にはただのゴミ山にしか思えない場所から、
人を使って機械の部品を探していく。
いつの間にか、投影太陽は正午の位置にまで上がっていた。
852:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:38:16.39 ID:pOQ9sNVj0
遅れて燐の頭に、何か形容しがたい、
ドス黒い怨念のようなものが……粘りつく、その感覚が広がる。
ゾッとした。
853:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:38:53.47 ID:pOQ9sNVj0
それは、レーザー砲に似ていた。
黒い光だった。
相当遠距離から狙っていたらしく、
854:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:39:42.58 ID:pOQ9sNVj0
功刀は近くのテントを軽々と飛び越え、
転がるようにしてスラム街の出口に向けて走り続けた。
「影の中に逃げられませんの! 私が跳ね返して……」
855:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:15.96 ID:pOQ9sNVj0
青年は、スナイパーライフルのようなものを持っていた。
その底部は、何かチューブのようなもので、
青年が背負っている巨大なタンクに接続されている。
856:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:40:48.89 ID:pOQ9sNVj0
その影がざわついて、吹き飛んだ腕を構成する。
それに伴って、腕がコートごと再生した。
青年は、数十メートル離れたビルの屋上に、座っていた。
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