過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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229:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:04:07.44 ID:BweApVW10
それとも……。

品種改良を繰り返したことにより。

バーリェとも、死星獣とも、
以下略



230:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:05:01.71 ID:BweApVW10
霧に支えられながらタクシーに乗り込み、
圭の隣に腰を下ろす。

絆の隣に座った霧が扉を閉め、伺うように圭を見た。

以下略



231:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:05:46.39 ID:BweApVW10
「寝たことがないのか?」

「初めて聞く単語です。それは動詞ですか?」

「…………」
以下略



232:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:06:21.65 ID:BweApVW10
「いや、それとは少し違うな……」

絆は言い淀んで口をつぐんだ。

寝るという概念が、この子にはないのか?
以下略



233:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:07:04.69 ID:BweApVW10
それをポカンと見ていた霧が、
何呼吸か置いて、とってつけたような高い声を発した。

「あ……あの、圭ちゃんは、
ゲームは好き? 何が得意なの?」
以下略



234:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:07:46.41 ID:BweApVW10
霧が気勢を削がれたように

「そ……そうなんだ……」

と言って口をつぐむ。
以下略



235:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:08:28.37 ID:BweApVW10
「私が得意なことは……ありません。
好きなことも、特にありません
……ご期待に沿うことは、多分出来ないと思います」

霧が発しかけていた言葉を無理矢理に飲み込んで、
以下略



236:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:09:15.73 ID:BweApVW10
どうしても霧と比べてしまう。

この子は逆に消極的だ。

異常なほど積極的で我が強かった
以下略



237:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:10:37.21 ID:BweApVW10
考えても、分からないことだった。

こればかりは、実際に使ってみなければ分からない。

――戦闘訓練。
以下略



238:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:11:22.74 ID:BweApVW10
「陽月王に……?」

「また死星獣が出たら、
お前達に出てもらうことになると思う。
その時に備えて、訓練をしようと思うんだ」
以下略



239:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:11:54.21 ID:BweApVW10
霧は一回の戦闘でそれを経験しすぎていた。

言葉を発しようとして失敗した霧の頭に手を置いて、
撫でてやりながら絆は言った。

以下略



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