過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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232
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:06:21.65 ID:BweApVW10
「いや、それとは少し違うな……」
絆は言い淀んで口をつぐんだ。
寝るという概念が、この子にはないのか?
以下略
233
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:07:04.69 ID:BweApVW10
それをポカンと見ていた霧が、
何呼吸か置いて、とってつけたような高い声を発した。
「あ……あの、圭ちゃんは、
ゲームは好き? 何が得意なの?」
以下略
234
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:07:46.41 ID:BweApVW10
霧が気勢を削がれたように
「そ……そうなんだ……」
と言って口をつぐむ。
以下略
235
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:08:28.37 ID:BweApVW10
「私が得意なことは……ありません。
好きなことも、特にありません
……ご期待に沿うことは、多分出来ないと思います」
霧が発しかけていた言葉を無理矢理に飲み込んで、
以下略
236
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:09:15.73 ID:BweApVW10
どうしても霧と比べてしまう。
この子は逆に消極的だ。
異常なほど積極的で我が強かった
以下略
237
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:10:37.21 ID:BweApVW10
考えても、分からないことだった。
こればかりは、実際に使ってみなければ分からない。
――戦闘訓練。
以下略
238
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:11:22.74 ID:BweApVW10
「陽月王に……?」
「また死星獣が出たら、
お前達に出てもらうことになると思う。
その時に備えて、訓練をしようと思うんだ」
以下略
239
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:11:54.21 ID:BweApVW10
霧は一回の戦闘でそれを経験しすぎていた。
言葉を発しようとして失敗した霧の頭に手を置いて、
撫でてやりながら絆は言った。
以下略
240
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:12:26.94 ID:BweApVW10
黙り込んだ霧から視線を離し、
窓の外を見ている圭に呼びかける。
「お前はどうだ? 乗りたいか?」
以下略
241
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:13:11.15 ID:BweApVW10
「俺をからかってるのか?
じゃあ、お前は何のためにロールアウトされたんだ?」
探るように聞いてみると、
圭は物憂げに息をついて答えた。
以下略
242
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:13:51.52 ID:BweApVW10
「いや……すまない。言葉が過ぎた」
絆は言葉を選んだ末、素直に謝ることにした。
この子は、少なくとも馬鹿ではない。
以下略
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