過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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378:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:32:22.11 ID:jX4+wWw10
その視線に射抜かれたように、絆はハッとした。

「……絃か……?」

弾かれたように雪と渚が絆を見る。
以下略



379:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:32:56.78 ID:jX4+wWw10
右手の装甲がバクン、と音を立てて開き、
金色のエネルギーを噴出させる。

それに胸部コクピットを握りつぶされ、
七百番台の人型AADは力なくその場に崩れ落ちた。
以下略



380:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:33:29.38 ID:jX4+wWw10
絆は折れている手を操縦桿に叩き付けた。

体中に痛みが走るが、気にしている時間はない。

このままでは、本部の戦力は十七分ももたない。
以下略



381:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:34:05.32 ID:jX4+wWw10
「拒否イタシマス。
エマージェンシーコールレッドノ事由ニヨリ、
アナタノ発言ハ元老院ノ指示ヲ上回ルコトハアリマセン」

「ここに乗っているのは俺だ、やれ!」
以下略



382:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:34:44.26 ID:jX4+wWw10
通信のコール音がして、
そこで薄ら笑いを浮かべた椿の顔が表示された。

『女の子のように焦って、格好悪いですよ。特務官様』

以下略



383:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:35:28.63 ID:jX4+wWw10
当然ながら、現場で動いているバーリェ達には
無茶なGや落下の衝撃がかかる。

――何て向こう見ずな戦い方をするトレーナーだ……!

以下略



384:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:36:05.90 ID:jX4+wWw10
そこから、他の死星獣とは違い六つ、
三対の羽が競りあがる。

まるで大天使のように手を広げながら、
それが空中に浮かび上がる。
以下略



385:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:36:41.98 ID:jX4+wWw10
黒いエネルギーを刃にまとわりつかせながら
ブレードを振り上げた
……と思った次の瞬間だった。

翼を持ち、浮かび上がった
以下略



386:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:37:17.76 ID:jX4+wWw10
円形にエネルギーが収束し、
天に向かって吹き上がる。

グラグラと地面が揺れ、
雪が悲鳴を上げて操縦桿にしがみついた。
以下略



387:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:37:56.13 ID:jX4+wWw10
――万事休すか……!

そう思った絆の目に、
そこで信じられない光景が飛び込んできた。

以下略



388:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/04(水) 19:38:24.65 ID:jX4+wWw10
「やめろ……!」

唸るように呟き、モニターを睨みつける。

駈が歪んだ暗い笑みを浮かべ、静かに言った。
以下略



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