過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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59:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:23:02.08 ID:sON2xcHy0
この事態に疑問を感じている
トレーナーも存在していたらしい。

駈はしかしそれを鼻で笑うと、
軽く肩をすくめて絆に聞いた。
以下略



60:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:23:45.12 ID:sON2xcHy0
断固とした口調だった。

絆は少し迷った後、彼に言った。

「V277(優のこと)と、
以下略



61:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:24:43.89 ID:sON2xcHy0
「……分かった」

駈は頷くと、傍らの女性職員に一言二言指示をした。

足早にオペレーティングルームを出て行く
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62:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:25:18.83 ID:sON2xcHy0
……一瞬、霧が

――陽月王は、危険です

と言いかけたことを思い出す。
以下略



63:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:26:02.69 ID:sON2xcHy0
渚は、しばらくの間俯いて歩いていたが、
やがて長距離移動用のエスカレーターに乗ると、
絆の方を振り向いた。

泣いていた。
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64:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:27:10.84 ID:sON2xcHy0
「どうしてそれを俺に言う? 
黙っていればいいじゃないか」

自嘲的なその問いに、渚は俯いて呟きを返した。

以下略



65:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:27:56.62 ID:sON2xcHy0
「俺はそんなに器用じゃない。
虐殺をとめたいなら、自分で何とかするんだな」

「そんな……」

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66:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:28:37.88 ID:sON2xcHy0
「いいか、よく聞けよ」

絆はしかし、しっかりした声でゆっくりと渚に言った。

「俺は……スラム街の人間も、
以下略



67:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:29:16.58 ID:sON2xcHy0


フォロンクロンはエフェッサーの本部から、
高速エアラインで三時間ほどの場所にある。

以下略



68:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:29:50.47 ID:sON2xcHy0
いくらバーリェの本能に賭けるとはいっても、
不安が残るのは事実だし、何より彼女達を本人が
「望まない」まま、強制的にセットアップしてしまったのだ。

果たして、それは許されることなのだろうか。
以下略



69:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/22(木) 20:30:32.24 ID:sON2xcHy0
あいつを殺さなければ、
俺は……俺のバーリェ達は、笑って暮らせない。

そして死んでしまったバーリェも、浮かばれない。

以下略



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