過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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632
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:36:45.51 ID:+IntTbT/0
絆はゆっくりと目を開いた。
飛空艇が飛行する低音が響いている。
自分を囲むように、コクリコクリと
以下略
633
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:37:30.17 ID:+IntTbT/0
確かに、言われた通りに体に感覚がない。
鼻には奥まで長いチューブのようなものが
取り付けられている。
以下略
634
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:38:38.38 ID:+IntTbT/0
くぐもった声でそう言って、絆は続けた。
「ずっと、俺の隣にいたのか……」
「はい。私は眠りませんから。
以下略
635
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:39:19.10 ID:+IntTbT/0
「…………」
絆は小さく咳をしてから、雪と霧を見た。
「バーリェは……俺達人間は、
以下略
636
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:39:57.29 ID:+IntTbT/0
「信じて……いたのですか?」
「信じなければ、同乗したりはしない……」
絆がまた咳をしたところで、部屋の扉が開いて、
以下略
637
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:40:37.53 ID:+IntTbT/0
意外にも駈に心配され、絆は苦笑してそれに答えた。
「……あんたに心配されるとはな。
もうじきこの飛空艇も乱気流に突入するらしい」
以下略
638
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:41:16.69 ID:+IntTbT/0
「フォロントンに着くまでは絶対安静だ。
一応作戦内容を持ってきたが……読み上げるか?」
駈が手に持っていた資料をヒラヒラと振る。
以下略
639
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:42:07.02 ID:+IntTbT/0
黙り込んだ絆を横目で見て、
駈は手元の資料に視線を落とした。
「彼が乗るかどうかを決めるのは私ではない。
彼自身の裁量に任せるようにと、元老院も言っている」
以下略
640
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:42:46.36 ID:+IntTbT/0
彼女は絆に向き直ると、明らかに怒った表情で続けた。
「あなたは今動ける状態ではありません。
端的に言いましょう。
私の性能をフルに発揮するためには、
以下略
641
:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:43:30.67 ID:+IntTbT/0
それは怒りから来たものだったのか、
それとも恐怖から来たものだったのか、
それは純には分からないことだった。
慌てて手を背後に隠し、純は食い下がるように続けた。
以下略
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