過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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705:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:49:04.18 ID:JyuEt+7B0
凄まじい衝撃が大恒王を襲う。

絆はコクピットの中で激しく揺さぶられながら、
力なく崩れ落ちたバーリェ三人のことを見て、
慌てて手を伸ばそうとし。
以下略



706:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:49:52.60 ID:JyuEt+7B0
AIの声とともに、大恒王のコクピット内が
補助電源の赤いランプに切り替わる。

雨は数分で、あたりを泥沼のように
変えてから止まった。
以下略



707:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:50:34.81 ID:JyuEt+7B0
しかし雪の脈がなかった。

絆は慌てて彼女の体からチューブを引き抜くと、
小型のAEDを取り出して、雪の体にセットした。

以下略



708:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:51:08.92 ID:JyuEt+7B0
「絆は…………私、一緒に…………」

「俺は、今から新世界連合に対して囮になる。
お前達だけでも逃げるんだ。命令だ」

以下略



709:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:51:55.53 ID:JyuEt+7B0


「それ以上近づいたら、引き金を引く! 
分かるか? ガスミサイルの信管だ!」

以下略



710:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:52:31.21 ID:JyuEt+7B0
圧倒的にこちらが不利だ。

しかし行動を起こさなければ、
大恒王が包囲されて
なぶり殺しになる可能性が高い。
以下略



711:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:53:01.74 ID:JyuEt+7B0
絃はハンドガンをコッキングすると、
絆の声がきちんと聞こえる位置まで進んだ。

「止まれ! 妙な行動を起こしたら撃つ!」

以下略



712:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:53:51.66 ID:JyuEt+7B0
絃が指示をした通りに、
新世界連合の人間達が銃を構えて数歩前に出る。

「近づくな!」

以下略



713:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:54:46.09 ID:JyuEt+7B0
「この星は病んでいる。
お前なら、もう知っている筈だ。
元老院はネットワーク上に存在する、
形がないただのデータ生命体に過ぎないって事実を。
俺達は単なるプログラムに命を管理されて、
以下略



714:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/25(水) 17:55:27.58 ID:JyuEt+7B0
絃は大声を上げてニィ、と笑った。

その顔は奇妙な程、絆がかつて知っていた
彼とは違った粘土細工のようなものであり。

以下略



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