過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:19:42.73 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「さて。とりあえず、お聞きしましょうか?」
大袈裟に手を振りながら近づき、腰を落としてワルキューレの耳元に口を寄せる。
サキュバスA「ねぇ。……あなた、『処女』?」
以下略
13
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:20:17.36 ID:5OyPL7Mao
拷問、という言葉に身を震わせる。
恐ろしげな言葉が、冷え切った陰鬱な空間と相まって、残酷な実感を湧かせた。
よく見れば、周囲の空間にはいくつもの恐ろしげな器具が並んでいた。
血糊が膠のように張り付いた布をかぶせられた、棺のような物体。
以下略
14
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:21:04.42 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「うふふ……今、怖がらせちゃった?ごめんなさいね、可愛くてつい」
小馬鹿にするかのように、ゆるく抱き締めて彼女の後頭部に手を当てる。
まるで、泣く子をあやすかのようだ。
以下略
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:21:53.63 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「やめ……離、せ……っ!」
サキュバスA「ダメよ。……本当に、可愛いわぁ。どうイジメてあげようかしら?」
陶酔するように、好き勝手に尻肉を揉みしだく。
以下略
16
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:22:36.32 ID:5OyPL7Mao
サキュバスAが、壁面の装置へと手をかけた。
鉄製のハンドルを回せば、ワルキューレの頭上から古めかしく金属が軋む音が聞こえた。
手枷に繋がれた鎖は、頭上のいくつかの滑車を介して、壁面のハンドルへと繋がっているようだ。
頭上で拘束された手枷が緩やかに持ち上がる。
肩へ僅かに痛みが走り、手枷が持ち上がるのに合わせて立つ。
以下略
17
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:23:18.45 ID:5OyPL7Mao
その光景を見て、一気に血の気が引いた。
全身の動脈が、脳へ伝えるはずだった酸素を持って、心臓へ引き返したような。
赤血球の一つ一つが怯えているかのように感じて、駆動しなくなった血管によって、全身が寒気に襲われたような。
再び身を包んだ悪寒とあまりの恐ろしさに、失神してしまいそうになる。
以下略
18
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:25:14.51 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「……え………?」
サキュバスA「さて、どっちが良いかしら?……この『道具』?それとも、私の『手』?」
何を言っているのか、理解できない様子だ。
以下略
19
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:26:20.05 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「ふふ、冗談ですわ。……そうよね、処女喪失がこんな拷問器具なんて、イヤですものね」
ワルキューレ「……!」
サキュバスA「さて、それでは……こっちは捨てましょうか」
以下略
20
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:27:02.79 ID:5OyPL7Mao
不快な、それでいて強烈で正体不明な快感。
邪な妖精が、全身の皮膚をくまなく内側からくすぐり、甘噛むような。
魔法を使われたのではないかとすら疑いたくなる程だ。
秘所を撫でる指先すら忘れ、目をぎゅうっと瞑ったまま全身を縮めさせる。
頭上で拘束された手首で体重を支え、少しでもその「不快な快感」を薄めようとする。
以下略
21
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:27:38.53 ID:5OyPL7Mao
ワルキューレ「ひ、ゃっ……やめ……へ……」
間の抜けた舌足らずな懇願は、水音高くもつれあう唇のノイズにかき消された。
一種の甲殻類の交尾のように、二つの唇が絡み合う。
力を入れて、無理やりに奪っているわけではない。
以下略
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