過去ログ - 裡沙「もう、隠しヒロインだなんて言わせないもん!」
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22:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:21:07.10 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……すごい、すっごい大躍進なんだよ! 一緒にお昼を共にして、挙げ句には帰り道も共にして、そしてこの本人ご使用済みジャンパー入手……これだったら、後百年戦える!」

裡沙「やっぱり、話し方とか仕草とか、この漫画のヒロインのまねをしたおかげかな? あの人に対して、敬語でしゃべらないのは気が引けたけど、かえって好印象だったのかな?」

裡沙「……あの人が、登下校、肌に離さず着るジャンパー」ごくりっ
以下略



23:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:22:32.65 ID:SoTCbUQ50
【三日後:学校・屋上:昼休み】

純一「ふぅ……ごちそうさま。今日もおいしかったよ」

裡沙「おそまつさまでした。ふふっ、よかった」
以下略



24:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:23:30.15 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……嫌、かな?」

純一「い、いや! むしろお願いしたいぐらいだけど……いいの? 足しびれると思うし……」

裡沙「私のことは気にしないで。それに、眠いままだったら、授業にも集中できないだろうし。それに、この前のジャンパーのお礼ってことで」
以下略



25:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:24:05.65 ID:SoTCbUQ50
【授業開始十分前】

裡沙「……君、橘君」

純一「……んあ」
以下略



26:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:38:30.97 ID:SoTCbUQ50
【放課後:とある公園そば】

純一(なんだかんだで、知り合ってから毎日、こうして帰り道を一緒に歩いている)

純一(こっちが誘っているんじゃなくて、いつの間にか校門とかに裡沙さんが待ってるんだよな。まぁ、こっちも一緒に帰るのが楽しいから好都合なんだけど)
以下略



27:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:42:23.26 ID:SoTCbUQ50
【数分後:本屋】

純一「へぇ、記憶喪失の女の子が、主演女優として映画の撮影を進めていくうちに、次第に謎が謎を呼ぶ夏のサスペンスか……このヒロインもかわいいな」

純一「元はゲームだったのか……このゲーム、探してみようかな? へぇ、シリーズ化もされてるんだな」
以下略



28:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:44:31.58 ID:SoTCbUQ50
裡沙「記憶喪失の女の子を巡って展開される、甘酸っぱい青春のドラマ」

純一「作風が少し違ってるね。こっちもおもしろそうだ」

裡沙「……決めた! この本、私買います!」
以下略



29:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:50:04.42 ID:SoTCbUQ50
裡沙「ここは……」

純一「僕が小さい頃によく遊んだ公園。なんだか、妙に懐かしくなる時があってさ。時たまここに来るんだ」

裡沙「……夕日、綺麗ですね」
以下略



30:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:52:22.12 ID:SoTCbUQ50
【四日後:学校・テラス:昼休み】

純一「で、こうやってこの二冊の本を、それぞれ読破したわけだけど……うん、どっちも面白かったね」

裡沙「ま、まさか、あんな展開になるなんて、思いませんでした」
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31:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:54:02.83 ID:SoTCbUQ50
純一「そうだね。……そして、雰囲気を一変させて『季節を捕まえて』」

裡沙「私、全部読んだ後、号泣してしまいましたぁ……」うるっ

純一「か、上崎さん!? 涙目になってるけど……」
以下略



32:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:56:58.03 ID:SoTCbUQ50
【二日後:学校・教室前・休み時間】

純一(ふぅ、体育の授業は疲れるし、何より着替えが面倒なんだよな)

純一(それに、空腹が限界でしょうがない。……上崎さんのお弁当、今日はどんな感じなんだろうな)
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