過去ログ - 裡沙「もう、隠しヒロインだなんて言わせないもん!」
1- 20
31:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:54:02.83 ID:SoTCbUQ50
純一「そうだね。……そして、雰囲気を一変させて『季節を捕まえて』」

裡沙「私、全部読んだ後、号泣してしまいましたぁ……」うるっ

純一「か、上崎さん!? 涙目になってるけど……」
以下略



32:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 05:56:58.03 ID:SoTCbUQ50
【二日後:学校・教室前・休み時間】

純一(ふぅ、体育の授業は疲れるし、何より着替えが面倒なんだよな)

純一(それに、空腹が限界でしょうがない。……上崎さんのお弁当、今日はどんな感じなんだろうな)
以下略



33:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:00:45.29 ID:SoTCbUQ50
???「ねぇ! 上崎さん、どういうことなの!?」

純一(……女子の怒声だ。2−Cの方からだな。それに、上崎さんって、確かに……気になるな)

タッタッタ
以下略



34:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:03:35.90 ID:SoTCbUQ50
【放課後:公園】

純一「ここは……この前の公園?」

裡沙「はい。話をするには丁度いいと思ったので……」
以下略



35:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:07:41.69 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……笑顔のあなたが大好きです。時々見せるちょっとエッチな顔も大好きです。困った顔も、寝顔も、泣きそうな顔のあなたも、全部、ぜーんぶ! あなたの全てが、愛おしい」

純一「……」

裡沙「……ずっと大好きだった。でも、あなたと知り合ったのは、ここ最近。じゃあ、なんでずっと好きでいたのか」
以下略



36:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:13:45.91 ID:SoTCbUQ50
裡沙「あなたについて、本当に色々と知ってるよ。家の場所とか、交友関係とか……学校にある、秘密の部屋とか。あの部屋に隠してあるお宝本、とか。あの部屋に入ったりもした」

純一(そ、それまで!? ま、まさか、あのお宝本……上崎さんに、見られてたのか? かなり……いや、すっごく恥ずかしい。うわぁ……)

裡沙「あっ、そんなに落ち込まないで。私が勝手にやってたことだし、そ、その、別に、ああいう本を持ってたり、隠してたりとかで、あなたのことは嫌いになったりはしないから」
以下略



37:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:15:59.29 ID:SoTCbUQ50
裡沙「……そして、まだ私の罪はある。……私の、最初の罪」

純一(最初? つまり、きっかけみたいなものなのか?)

裡沙「……二年前のクリスマス。丘の上公園で、あなたは彼女のことを待った」
以下略



38:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:18:30.06 ID:SoTCbUQ50
裡沙「全部真実なの! 信じて! 私も、その女子のグループに誘われて……知った時、私、すごく怒った。あなたの純粋な気持ちを踏みにじるなんて、許せなかった! だから、あなたを守ろうとして……けれど、結果的に、あなたはトラウマを抱えることになった。私の、せいで……」

純一「……」

裡沙「……そして、この時から、私は考えた。『あなたを守ろう』って。もう、あなたをあんなめに合わせないようにしようって……だから、あなたから幾多の女子を遠ざけた」
以下略



39:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:22:53.69 ID:SoTCbUQ50
純一「待ってくれ!!」

ガシッ!

裡沙「あ……」
以下略



40:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:30:38.58 ID:SoTCbUQ50
純一「……でも、少しだけ君は道を間違えたことは確かだよ」

裡沙「……」

純一「だったらさ。僕は、それもすべて、受け入れるよ!」
以下略



41:VIPにかわりまして橘純一がお送りします
2012/04/16(月) 06:32:33.71 ID:SoTCbUQ50
純一「こうやって、髪をほどくと……」

ぱさっ

裡沙「あ……」
以下略



65Res/64.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice