過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」2
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:15:00.37 ID:Awj1Gu8/o

「私には、ほむらちゃんを地獄の底から引きずり上げる力なんてない」

 それを拒絶と捉えてしまうのは、自分の失われた心が脆弱だからだろうか。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:15:37.42 ID:Awj1Gu8/o

 良きときも

 悪きときも

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:16:25.27 ID:Awj1Gu8/o

――あまりにも眩く、直視することを憚られる温かい光に晒されながら。

 ほむらはふたたび現世に舞い戻った。
 しっかりと形のある左手に、彼女の持つ魂の輝きを携えて。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:16:56.87 ID:Awj1Gu8/o

 考えている間にも光は収束していき、やがて薄れて消えていった。
 それを見届けると、ほむらはまどかの顔を覗き込み、首を傾げた。
 話を聞かせて、のポーズだ。意図を察してくれたらしいまどかはすぐに頷いてくれた。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:17:34.92 ID:Awj1Gu8/o

――実際のところキュゥべぇ、正確に言えばインキュベーターの関心は既に他に向けられていた。

 結界より下ること、六〇〇〇キロ以上。
 直径約一二〇〇〇キロメートルの地球。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:18:02.41 ID:Awj1Gu8/o

「予想よりもずいぶん早いご到着だな。面倒事はこのババァに押し付けてトンズラ決め込む予定だったんだが」

「いい加減にしておけよ小娘」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:18:31.53 ID:Awj1Gu8/o

「君は何を言っているのか自分で理解しているのかい?」

「そちらこそ、自分が何を言っているのか理解しているのかな」

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:19:27.41 ID:Awj1Gu8/o

「これに使われてる通信回線みたいな物はえらく複雑だな。
 科学側の知識が豊富な私の妹でもまったく解析できなかったぞ」

「僕らの文明に君達の文明が追いつくには、万単位の時間が必要だよ。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:19:54.35 ID:Awj1Gu8/o

「そういうわけで、無事私は頼まれたことを完遂したわけだ。
 禁書目録が私の意図を察して祈りに術式を織り込むかどうかはぶっちゃけ賭けだったんだがね」

「――なるほどね、仕組みは分かったよ」
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:20:21.60 ID:Awj1Gu8/o

 かくして、舞台は灰色の結界に戻る。

「そういうわけだから、君達の念願は叶ったわけだよ。
 後はもう、残った魔女の欠片を倒しておしまいだ。本当におめでとう」
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/05(火) 01:20:54.04 ID:Awj1Gu8/o

「グリーフシードにどれだけの祈りを注いだところで、元には戻らない。
 なぜなら彼女は死んだからだ。じゃあなぜ、僕は巴マミの声を聴くことが出来たのか」

 彼の言いたいことがわからず、ほむらは首を傾げた。
以下略



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