過去ログ - 梓「サナララ」
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17:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:12:21.81 ID:G1XGi7PY0
「『一生に一度のチャンス』って言うのはね、
名前の通り一生に一度だけ誰にでも来るチャンスの事なの。
神様なのか仏様なのか分からないけど、
そんな誰かに何でも一つだけ好きなお願いを叶えてもらえるシステムなんだよ」

以下略



18:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:12:56.56 ID:G1XGi7PY0
「やっぱり……、いきなりこんな事を言われても戸惑っちゃうよね。
私もそうだったから分かるよ、梓ちゃん。
逆にね、こんな話をすぐに信じられたら、私の方が心配になっちゃうもん」


以下略



19:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:13:33.97 ID:G1XGi7PY0
何をするつもりなんだろう……?
それはそれで疑問だったけど、私はもう一つ大きな疑問を胸に抱いていた。
平沢さんは小走りにブランコに向かって行ったけど、
その間中、カチューシャの人と黒髪の人は平沢さんの方に一度も視線を向けなかった。
ドラムの練習に夢中ってだけの話じゃない。
以下略



20:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:13:59.66 ID:G1XGi7PY0
「冗談だよ、冗談。
でも、練習に夢中になって、澪に構えてなかったのは本当だしさ。
多分、生暖かい空気も気のせいだろ。
ひょっとすると、汗が耳にでも入ったのかもな。
ま、そんな事はどうでもいいや。
以下略



21:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:16:20.82 ID:G1XGi7PY0
「うん、よく分かったよ、平沢さん。
これも『チャンスシステム』……なんでしょ?
『ナビゲーター』の人は、今回チャンスが来た人以外、
誰からも見えなくなる……、って事でいいのかな?」

以下略



22:猫宮[saga]
2012/07/29(日) 18:17:25.71 ID:G1XGi7PY0


今回はここまでです。
大変遅くなりました。
もう少しペースを上げて行きたいと思います。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/29(日) 19:46:15.64 ID:aDMuRGH70
>>16に書き込みさせて頂いた者ですが、やはりそうでしたか。
期待しています。


24:猫宮[saga]
2012/08/02(木) 18:53:06.54 ID:SOU6xWSH0
ここに居る。
平沢さんは確かにここに居る。
奇妙な現象ではあるけど、奇妙な縁ではあるけど、
平沢さんは柔らかい笑顔を浮かべて、ここに居てくれてるんだ。
私のお願いを叶えてくれるために。
以下略



25:猫宮[saga]
2012/08/02(木) 18:53:37.27 ID:SOU6xWSH0
ここに居る。
平沢さんは確かにここに居る。
奇妙な現象ではあるけど、奇妙な縁ではあるけど、
平沢さんは柔らかい笑顔を浮かべて、ここに居てくれてるんだ。
私のお願いを叶えてくれるために。
以下略



26:猫宮[saga]
2012/08/02(木) 18:55:39.46 ID:SOU6xWSH0
そこで平沢さんが口ごもった。
まだ出会って間もない平沢さんだけど、珍しいな、って私は思った。
平沢さんは素直でまっすぐで真剣な子だって、私は勝手に思ってる。
ちょっと話しただけだけど、それは凄く感じるんだ。
だからこそ、口ごもった平沢さんの様子を私は見逃せなかった。
以下略



27:猫宮[saga]
2012/08/02(木) 18:56:06.82 ID:SOU6xWSH0
「前の『ナビゲーター』の人ってどんな人だったの……?
話を聞く限り、かなり変質者に近いよ、その人……。
耳に息を吹き掛けたり、水着の女の子を待ってたりとか……。
平沢さん、大丈夫だった?」

以下略



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