5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 07:55:10.85 ID:DeNa+wh1o
  
 呆けた菫を見て、ほっと一息。どうやら『解除』は成功したみたい。 
 実に簡単すぎる解除方法。もちろん解除なんて簡単なほうがいいんだけど、これまた『誤爆』する可能性もありそうだよね。 
 ……ううん、きっとそっちのほうがいいんだ。 
 魔法に頼って得たものなんて、所詮は一時の幻。誤爆してあっけなく全てが無に帰ってしまうくらいのリスクを常に抱えておくくらいしないと、高望みしちゃいかねない。 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 07:56:05.52 ID:DeNa+wh1o
 ◇ 
  
  
 ――駅の改札口を抜け、階段を下りてすぐ。その目の前の道は、私と唯ちゃんの最初の接点。 
 念には念を入れて電車を一本早めて、私はこっそり唯ちゃんを待つ。 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 07:57:20.52 ID:DeNa+wh1o
  
  
 唯「……ふ、ふつつか者ですが、よろしくお願いします……///」 
  
 紬(いよっしゃあああああああああああああ!!!) 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 07:58:56.47 ID:DeNa+wh1o
 ◇ 
  
  
 ――私は、急いだ。 
  
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:03:27.43 ID:DeNa+wh1o
 ◇ 
  
  
 ――その日の最後、部活の時間。愚かな私は、馬鹿な考えを行動に移してしまった。 
  
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:05:23.71 ID:DeNa+wh1o
  
  
 言うまでもなく、この時の『好き』とは恋愛的な意味のこと。 
 こうすることで唯ちゃんの嫉妬を煽る。そんな考え。 
  
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:09:11.91 ID:DeNa+wh1o
  
 ……… 
  
 …… 
  
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:12:00.96 ID:DeNa+wh1o
  
  
 唯「……私…なんで、泣いてるの……?」 
  
  
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:44:40.00 ID:DeNa+wh1o
  
  
 ――― 
 ――――― 
  
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]
2012/08/16(木) 08:57:02.50 ID:DeNa+wh1o
  
 紬「……なんで?」 
  
 唯「……まだ、怖いから」 
  
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