200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 20:12:24.11 ID:+Xfj+B4DO
 リボンで括り付けられた魔女が、その小さな顔にはりついた口をバカリと開いた。  
 信じられない程、大きく開かれたその口からは 
  
  
 マミ「え?」 
201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 20:50:08.55 ID:+Xfj+B4DO
 次の瞬間、マミが見たものは、その大口の中に広がる虚無の闇ではなく。  
  
  
 その巨大な顔面と、それに、めり込むように突き刺さったバイクだった。  
 その大きな目を丸くさせて、自らに迫っていた危機が離れていく。  
202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 22:03:32.60 ID:+Xfj+B4DO
 まずは、躊躇う必要もなく、クロはガトリングを魔女に向けて放つ。  
 その巨体のどこに狙いを定めればいいのかは考えず、ただ全弾を使いきる勢いで撃ち続けた。 
  
  
 しかし、魔女もまた、黙って撃たれ続けるつもりはないのか、弾を避けながら高い天井に飛び上がっていく。 
203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 22:25:54.11 ID:+Xfj+B4DO
 ギリギリと、金属が軋むような音がまどかの耳にも届いていた。  
 彼は、確かにサイボーグで、身体はただの生物よりは丈夫だろう。  
  
  
 クロ「が、あ、ああ。」 
204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 22:49:20.48 ID:+Xfj+B4DO
 『おぉ、ようやく目を覚ましおった。』 
  
  
 『ヨーカンは嫌いかえ?』 
  
205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 23:05:36.88 ID:+Xfj+B4DO
 岩陰で、彼女が見ているだけでいられたのは、そこまでだった。  
  
  
 まどか「うわああああ!!」 
  
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 23:23:29.32 ID:+Xfj+B4DO
 クロ「・・・だとよ。早いところ帰ろうぜ。」 
  
  
 クロは、魔女を見据えた。  
  
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 23:42:23.29 ID:+Xfj+B4DO
 渾身の力で、振り下ろされた剣は、その勢いを[ピーーー]ことなく前進する。  
  
  
 そして、魔女の蛇の様な身体を縦に切断した。  
  
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 23:46:45.44 ID:+Xfj+B4DO
 まどか「マミさん!」 
  
  
 さやか「・・・そんなぁ。」 
  
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/09(日) 00:06:11.48 ID:8ZNmRcNDO
 ─────三日後 
  
  
 クロ「・・・で?」 
  
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/09(日) 00:11:05.71 ID:8ZNmRcNDO
 病室がよく見える木の枝に腰掛け。  
  
  
 暁美ほむらは、病室の中をよく見ていた。  
  
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