658:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/30(火) 21:26:10.50 ID:pNxIW9DDO
血で指が滑りそうになる、しかも重みで腕がおかしくなりそうだ。
プルプルと震えながら腕は上がる。
銃口が持ち上がり、標準がなんとか化け物に合いそうになる。
659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/30(火) 23:21:00.57 ID:pNxIW9DDO
引き金を引いたその瞬間、腕が砕けてしまったかのような衝撃が走った。
いやそれは、もはや『腕が中から爆発したような』感覚とも言えた。
その激しすぎる反動は恭介の身体を、そしてほむらの小さな身体も突き飛ばし地面に転がす。
660:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/30(火) 23:38:35.25 ID:pNxIW9DDO
────『彼』が目覚めたのは降下の途中だった。
自らが空を切り裂く感覚に、妙に居心地の悪い浮遊感から彼は全てを察した。
どうやら死にぞこなったらしい。
661:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/10/31(水) 01:14:14.43 ID:8uqy34t/0
乙
クロちゃん復活キター?
でも、これ…さやかもしかしなくても折角の一度きりしかない願いを…
まあ、そこらへんはさやかがどういう答えを出したのかで期待
662:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/31(水) 21:46:45.90 ID:uEovAr5DO
ゆっくりとクロは自分の右手をもう一度見る。
何かを確認するように握って、開く。
そして、ため息を吐いた。
663:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/31(水) 22:24:33.56 ID:uEovAr5DO
踊りかかる黒い触手を、さやかは手に握るサーベルを振り回して切り落としていく。
大きくもなく重量感もないサーベルは、次から次へと魔女の魔手を打ち払い続ける。
そのスピードは、有体に言って高速。
664:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/11/01(木) 00:41:09.01 ID:FQs+VQgF0
乙!
今まで仲悪かっただけにこの共闘は燃える!
このssは、もっと評価されてもいいと思う
665:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/01(木) 01:02:34.27 ID:kMGO1+QDO
さすがに魔女も異変に気付いたのか触手をクロに飛ばしてくる。
が、その攻撃の意識をさやかに向けていたためか、先程の攻撃に比べれば手数は少ない。
クロ(飛んでくるのは五本、なら二本目を躱した時に……!)
666:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/01(木) 01:24:08.69 ID:kMGO1+QDO
黒い魔女の身体に、二つの穴が空いていた。
細いその身体は肉片をえぐり取られ、ヨロヨロとよろめき、次の瞬間には木の枝のように折れてしまいそうだ。
そして
667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/01(木) 02:52:49.00 ID:kMGO1+QDO
クロ「……良かったのか?」
後ろは振り返らずに、クロは訊ねた。
本人にはちゃんと聞こえるだろうか。
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