13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:03:01.62 ID:5RXrfIEi0
「……っていうか、もしかして菊地真クンに高槻やよい、ちゃん?」
(あ、バレた)
瞬間、そう思った真の隣で男が「えぇっ?」と素っ頓狂な声をあげた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:06:07.73 ID:5RXrfIEi0
「やってみればって……」
―――やってみれば
それがどういう意味で言われたのか分かりかねるも、
とりあえず真は怪訝そうな顔をしながらも窓ガラスに近寄り、留め具に手をかけた。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:08:55.28 ID:5RXrfIEi0
「………………」
やよいを宥めながら真は、一言も喋らず自分たちのやり取りをただ見ているだけの他の三人―――少年と、男女二人に目をやった。
この不可解な状況の中で、この三人はさっきから全く動じていない様子なのだ。
その態度は、見るからに怪しい。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:12:09.38 ID:5RXrfIEi0
直前によそよそしく筑川に話しかけたこと、見た目や、どう見ても年上であること、横に立っている危ない雰囲気の倉田とつるんでいるらしいところが相まって、
妙にハキハキした様子の尾形に、真は怖じ気づいてしまったのだ。
(しかもあの倉田って人、こっち睨んでるままだし……怖いなぁ)
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:15:44.86 ID:5RXrfIEi0
書き出されている『人間』
それは男だった。
眼鏡を掛けた穏やかそうな印象の顔立ちから首、肩が現れる。
会社員なのかきっちりとしたスーツを着ている。空中に書き出される男の身体が胸まで現れた辺りで、新たにもう一本のレーザーが黒い玉から放たれた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:17:58.16 ID:5RXrfIEi0
「……どうやらこれで全員みたいだな」
奥の壁に寄りかかり、今まで黙っていた坊主頭の男、倉田が低い声で言った。
(全員……?どういう意味なんだろ)
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:19:15.05 ID:5RXrfIEi0
「なにアレ……コスプレ?」
松本が呟く。
全身を黒いラバースーツで覆った男と女が四人。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:29:41.78 ID:5RXrfIEi0
「なにアレ……コスプレ?」
松本が呟く。
全身を黒いラバースーツで覆った男と女が四人。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/11/20(火) 03:30:26.68 ID:5RXrfIEi0
今回の投下は以上です
ではまた
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/11/20(火) 07:44:58.50 ID:d6LlHLEDO
乙乙! 待ってたよ!
タイトルつけたのガンツだろ
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