過去ログ - 詢子「夢の中で何かあったような」
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2013/02/02(土) 11:54:22.85 ID:fVlzemOt0
詢子「そして起きたら思い出すことも出来ない。ただそれだけの夢だったんだ。」
詢子「でも昨日あなたにあった後、その女の子が『まどか』だって気付いちゃってね」
詢子「でも私にそんな娘はいない。単なる夢の話、なかったはずのお話のはずなんだ」
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2013/02/02(土) 11:57:56.31 ID:fVlzemOt0
詢子「…何があったのか、今何がどうなってるのか…話して欲しいんだ」
詢子「私さ、まどか自分の娘だって自覚もあるし、あのやり取りが本当にあったって事も信じてるんだ」
詢子「でもそれだけなんだ。本当に娘だっていうなら忘れるはずなんてないのにね」
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2013/02/02(土) 11:59:33.98 ID:fVlzemOt0
ほむら「…お話は出来ます。でもそれを信じて貰えるかはわかりません」
詢子「現実離れした話なのはなんとなくわかるよ。それでも聞かせて欲しいんだ」
ほむら「…」
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2013/02/02(土) 12:00:54.23 ID:fVlzemOt0
ほむら「いえ。約束出来る訳じゃありません。でも試したいことがあるんです」
ほむら「ただのおまじないなんですけど、奇跡を起こせるかも知れません」
詢子「奇跡?」
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2013/02/02(土) 12:02:22.04 ID:fVlzemOt0
光を吸い込んだ雲は淡い藤色の光を帯び、そしてその光は淡くゆっくりと空一面に広がって行く。
そして気が付くと雲は淡い光と一緒に消えて空は満天の星空に変わっていた。
詢子「…これって」
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2013/02/02(土) 12:05:29.68 ID:fVlzemOt0
ほむらちゃんが束ねたリボンを優しく撫でるとリボンが淡く優しい藤色の光を帯びていく。
ほむら「奇跡が本当に起こせるのか約束は出来せん。…それが起きることが詢子さんの救いになるのかも」
ほむら「でもこれが叶えばあの子は喜んでくれると思うんです。そして詢子さんが知りたいことも分かります」
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2013/02/02(土) 12:07:45.14 ID:fVlzemOt0
詢子「わかった。それで十分だよ。リボンを預かって良いかな」
ほむら「…ありがとうございます」
差し出した私の右手にリボンを乗せるとほむらちゃんはその手とリボンを両手で包み込む。
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2013/02/02(土) 12:12:03.88 ID:fVlzemOt0
詢子「えっ!?」
手のひらのリボンは包む光がゆっくりと消えると共にリボンもその姿を消して行く。
ほむら「大丈夫です。リボンはなくなった訳じゃありません。ちゃんと詢子さんの手の中にあります。」
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2013/02/02(土) 12:13:18.12 ID:fVlzemOt0
ほむら「質問をはぐらかす様なことになってしまってすみません。でもこのことは私なんかが話しちゃいけないと思うんです」
ほむらちゃんが悲しさと優しさが入り交じったような表情を浮かべる。
ほむら「私は毎日ここに来ています。何かあればまた声をかけて下さい」
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2013/02/02(土) 12:14:17.29 ID:fVlzemOt0
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詢子「ただいま」
知久「おかえり。雨、大丈夫だった?」
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2013/02/02(土) 12:15:48.28 ID:fVlzemOt0
詢子「あれこの臭いって」
知久「うん。今日はクリームシチューなんだ。作ってから気が付いたんだけど一昨日ビーフシチューだったよね。似たようなものが続いちゃってごめんね」
詢子「ふ〜ん。作ってから気が付くとかめずらしいよね」
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