過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)2
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904: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:40:30.82 ID:Ma1cuYE70

話を聞いた咲夜は、そのまま視線を落として口を噤んでしまった。
そのまま一向に顔を上げようとしない。心なしか、体が少し震えているようにも見える。
その様子を見て、不死の薬は突然どうしたのかと一瞬考えたが、彼女はすぐさま一つの結論に至った。

以下略



905: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:43:38.54 ID:Ma1cuYE70

不死の薬「咲夜さん、話したくないのであれば落ち着いてからでも構わないわ」

不死の薬「他にもやるべきことはあるから、この件は後に回しても問題はないし……」

以下略



906: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:45:14.82 ID:Ma1cuYE70

咲夜の決意の言葉を聞いた不死の薬は話の続きを促す。


彼女が大丈夫だというのであれば、それを信じるのも一つの患者の接し方だ。
以下略



907: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:50:17.34 ID:Ma1cuYE70

不死の薬「……その時の状況、詳しく教えてもらえるかしら?」

咲夜「先生達を起こそうと色々してみたんですけど、動かすことも全然出来なくて……」

以下略



908: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:52:41.98 ID:Ma1cuYE70

咲夜「ドアから出ることが出来なかったので、今度は窓の方から飛び降りで外に出ようとしたんです」

咲夜「そうしたら、外にいた人も先生達と同じように止まっていて……」

以下略



909: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:54:05.27 ID:Ma1cuYE70

自分の能力の説明を聞いて、咲夜は静かに頷いた。
先程よりは顔から恐怖心が薄れているが、まだ完全には払拭し切れてはいないようである。


以下略



910: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:56:47.25 ID:Ma1cuYE70

彼女の不安はもっともだろう。
何時能力が暴走するかわからない。そして一度暴走したら、おそらく自然と収まるまで対処のしようがない。
その間、彼女は時間が止まった世界に取り残されることになる。

以下略



911: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 22:58:39.12 ID:Ma1cuYE70

咲夜「? これは……?」

不死の薬「懐中時計よ」

以下略



912: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 23:02:24.43 ID:Ma1cuYE70

咲夜「これでどうすれば……?」

不死の薬「その時計を手放さずに持っていなさい。 貴方に必要なことは、常に『時間』を意識することだと思うの」

以下略



913: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2013/12/08(日) 23:08:41.08 ID:Ma1cuYE70

不死の薬「貴方にはその時計を預けておくわ。 壊さないようにね」

咲夜「……」

以下略



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