165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:15:38.84 ID:D0y2i/Rfo
パパはいつものとおりあたしに対して全く怒っている様子はなかった。忙しいときだっ
たと思うので、面倒だなとは思っていたかもしれないけど。
「いつもごめんね」
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:18:07.39 ID:D0y2i/Rfo
「最近の有希は少し調子の乗ってるんじゃないかな」
パパはあたしの肩を抱いて静かに言った。
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:18:38.28 ID:D0y2i/Rfo
確かに明示的に命令はしていない。でも、あいつらはあたしが池山に対して不信感を抱
いていることを知っていた。これはあたしのミスなのだけど、池山が命令どおり明日香を
襲わなかったこととか、玲子を犯さなかったことに対するあたしの苛立ちを、あいつらは
察していたようだ。そしてあたしに媚びるつもりだったのだろう。駅前で池山を発見した
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:20:09.71 ID:D0y2i/Rfo
高速道路に入るとパパの愛撫がいつもより少ししつこくなってきたようだ。普段は車の
中ではそれほどヘビーなことを仕掛けてこないのに、今日のパパの手はあたしの胸を愛撫
するのに留まらず、あたしの太腿づたいにスカートの奥の方に侵入し出していた。
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:20:40.94 ID:D0y2i/Rfo
あたしはその後、ただ身体の痛みに怯えていただけだった。激しい愛撫がようやく終っ
た後、あたしはぼろぼろに引き裂かれた富士峰の付属小学校の冬服を抱きしめてい呆然と
子ども部屋のベッドに横たわってた。ようやく涙が流れ出したのは、満足したパパがあた
しの身体から身を離した後のことだった。
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:21:12.14 ID:D0y2i/Rfo
「パパ、好きな人がいるんだ。それならあたしに遠慮しないで結婚したっていいのに」
あたしはパパの愛情を試そうとした。最愛の娘が父親であるパパの欲情に応えているの
だから、亡くなった怜奈叔母さんならともかく、その他の相手と結婚してあたしのことを
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:23:59.61 ID:D0y2i/Rfo
でも、パパがあたしの親友にまで興味を持っているとは思わなかった。確かに奈緒は可
愛い。パパのような少女趣味の中年男の心をくすぐるのは理解できる。でも、あたしはパ
パの求める女は単に幼く容姿が可愛いだけではないと思っていた。パパは自分の特殊な初
恋をいい年になってまで引きずっていたのだから。
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:25:28.79 ID:D0y2i/Rfo
「パパは奈緒を、死んだ怜奈叔母さんの身代わりとして愛しているの?」
あたしは震える声で聞いた。
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 22:26:45.97 ID:D0y2i/Rfo
認めたくはないのだけど、あたしの荒く不安定な演奏がそれなりに教室やコンテストで
評価され出したのは、あたしが実質的にパパの愛人になってからだった。明確な因果関係
は自分でもよくわからないけど、単に旋律をなぞる以上の感情が演奏中のあたしにとりつ
いて、それは結果的にオーディエンスに届いて、ある種の感動を観客の心に呼び起こして
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/01(月) 22:27:56.43 ID:D0y2i/Rfo
本日は以上です
もう一回だけこっちを投下したらその後はしばらく女神の更新に専念します
459Res/688.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。