過去ログ - ビッチ・2
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231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:00:27.80 ID:1Ed2VqjZo

 おばさんにはそうは言ったけど、そういう「ひどい」ことは、あたしやパパなら平気で
できそうではある。というか現に他人の気持や被害を考慮しないビジネスでパパは成功し
ていたし、あたしも中学生にして同じことをしている。

以下略



232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:02:31.46 ID:1Ed2VqjZo

 数時間にも及ぶ時間、ひたすら麻紀おばさんの話を聞かされて全容を把握したあたしは、
混乱しながら奈緒の家を出た。

 愛情や憎悪、そして無理解と誤解。嫉妬。
以下略



233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:03:53.06 ID:1Ed2VqjZo

 それでパパや奈緒に対する復讐を遂げる方法はだいぶ明確になっていた。それにその行
動によって罪のない人を巻き込む心配なんてなかったのだ。なぜならあたしがターゲット
として想定している範囲には罪のない人なんて最初からいなかったことがわかったのだか
ら。
以下略



234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:04:32.32 ID:1Ed2VqjZo

 水族館で盛り上がらないデートをした翌日になっても明日香の態度は変わらなかった。

 いったい明日香に何があったのだろう。奈緒や玲子叔母さんに対する僕のふらふらした
煮え切らない態度や池山の容態。それらは明日香の心の負担になっていたことは間違いは
以下略



235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 00:05:50.72 ID:1Ed2VqjZo

「・・・・・・・いい加減にしろよ」

 僕はなるべく怒りを抑えて冷静に話そうとした。でも幸か不幸か僕の感情はその言葉に
乗って外に迸り出てしまったみたいだ。そのせいか明日香は初めて僕と目を合わせた。
以下略



236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 00:06:21.75 ID:1Ed2VqjZo

今日は以上です


237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 00:11:30.26 ID:q2UU0+TDo



238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:14:09.29 ID:kCQODl6lo

 今朝、いつもの電車で僕は奈緒と落ち合って一緒に登校した。

 土曜日にはピアノ教室に行かなかったから、奈緒から実の兄でも僕が好きだと言われた
とき以降彼女に会うのは初めてだった。奈緒はスクールバッグを片方の肩にかけ、手には
以下略



239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:15:15.76 ID:kCQODl6lo

「お兄ちゃん、暖かい?」

 僕は無理に奈緒に微笑みかけた。

以下略



240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:16:15.31 ID:kCQODl6lo

 奈緒の編んでくれたマフラーは、駅から外に出た僕の首を寒気から守ってくれた。

 僕は明日香のこと振らないよ。

以下略



241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 23:18:50.01 ID:kCQODl6lo

 校門から入ってくる僕に気づくと兄友と女さんが僕の方に来た。

「この間は悪かったな」

以下略



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