過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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982:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:49:40.17 ID:D/J1TKXp0
C=07エリアにある中型デパートでは、プログラム破壊計画グループの面々が右往左往していた。
「ねぇ、藤馬ちゃん! どっかに台車ないかなぁ?」

「ああ、それ1階の食品倉庫にあった気が…
 つーかどうせ階段では、“ソレ”は自分で運ばなきゃなんねぇだろ?」
以下略



983:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:50:48.29 ID:D/J1TKXp0
「それで、オレらは何をすればいい?」

藤馬が訊いた。

「んー…とりあえずここで篭城…かな」
以下略



984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:51:30.55 ID:D/J1TKXp0
薫はデイパックをここで初めて開け、中を引っ掻き回した。
そして、リボルバー式拳銃(コルト・ロウマン)を取り出した。
「刑事ドラマで見た事あるねぇ」と千尋が呟いた。

皆がそれぞれ当たりの部類に入るであろう武器を取り出していたが(穂高は微妙だが)、奈都希のデイパックからはボールのような物が出てきた。
以下略



985:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:52:18.03 ID:D/J1TKXp0
「久尚クンの事、気になるんでしょ?」

奈都希は目を見開いた。
久尚クン――工藤久尚(男子6番)は、今まさに奈都希が心配していた人物だった

以下略



986:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:53:02.48 ID:D/J1TKXp0
「不破は…探さないの? 凪紗の事…」

奈都希は聞いた事があった。
いつだったか、千尋が他のクラスの何某さん(名前は知らないな)に告白された時、千尋ははっきりと断った。
『悪いけど、オレ凪紗チャン大好きだから』
以下略



987:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:54:41.80 ID:D/J1TKXp0
それは友達にも言えることだ。
同じグループの金城玲奈(女子3番)を殺害した時も、友達を失ったとは考えなかったし、悲しくも何ともなかった。
ただ、『ああ、あたしは人を殺したんだ』と冷静に感じただけだ。
放送で中原朝子(女子13番)と三河睦(女子17番)の死を知った時も、『あ、そう、死んだの』と考えただけだ。
グループの自分以外のメンバーが死んでいても、悲しくも何ともない。
以下略



988:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 21:57:35.67 ID:D/J1TKXp0
『グッモーニン!! 元気に殺し合ってくれてるかな!?
 早速、戦場に散ったお友達を言っていくぞ!!
 準備はいいかい!?』
相変わらず耳障りな声。
だけど、聞かなくては。
以下略



989:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:00:36.60 ID:D/J1TKXp0
(左上から)
女子三番・荻野千世
男子八番・宍貝雄大
男子一番・相葉優人
女子五番・小石川葉瑠 第一班
以下略



990:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:01:17.81 ID:D/J1TKXp0
(左から)
男子六番・木戸健太
男子十番・城ヶ崎麗
女子一番・朝比奈紗羅
女子十二番・鳴神もみじ 第五班
以下略



991:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:01:45.06 ID:D/J1TKXp0
地図でいうJ=05エリア、相模野原中央公園の中の森林地帯の中でも、銃声は確認できた。 マシンガンの音も、単発の銃声も。
「落ち着いたか?」

堤良樹(男子10番)は、自分の横で木にもたれて座っている幼馴染の土井雫(女子10番)に優しく訊いた。

以下略



992:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:02:30.73 ID:D/J1TKXp0
それだけの理由ではないと思う。

良樹自身、不安で仕方なかった。 もしかしたら殺してしまうかもしれない、自分に支給された吹き矢をみた時に思った。 これはきっと当たりではないだろう。 それでも恐怖で怯えてこの筒に息を吹き込めば、その先にいる誰かに矢が当たるかもしれない。 その不安を解消するために誰かと一緒にいたかった。 もしかしたら、その誰かを守ることで自我を保とうとしたのかもしれない。

その誰かが偶然雫だったのか、自分の中にあるごく少量の特別な思いが雫と一緒にいることを望んだのか、あるいは幼馴染という縁が引き寄せたのか、それはわからない。
以下略



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