過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その4!?」
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989:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:00:36.60 ID:D/J1TKXp0
(左上から)
女子三番・荻野千世
男子八番・宍貝雄大
男子一番・相葉優人
女子五番・小石川葉瑠 第一班
以下略



990:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:01:17.81 ID:D/J1TKXp0
(左から)
男子六番・木戸健太
男子十番・城ヶ崎麗
女子一番・朝比奈紗羅
女子十二番・鳴神もみじ 第五班
以下略



991:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:01:45.06 ID:D/J1TKXp0
地図でいうJ=05エリア、相模野原中央公園の中の森林地帯の中でも、銃声は確認できた。 マシンガンの音も、単発の銃声も。
「落ち着いたか?」

堤良樹(男子10番)は、自分の横で木にもたれて座っている幼馴染の土井雫(女子10番)に優しく訊いた。

以下略



992:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:02:30.73 ID:D/J1TKXp0
それだけの理由ではないと思う。

良樹自身、不安で仕方なかった。 もしかしたら殺してしまうかもしれない、自分に支給された吹き矢をみた時に思った。 これはきっと当たりではないだろう。 それでも恐怖で怯えてこの筒に息を吹き込めば、その先にいる誰かに矢が当たるかもしれない。 その不安を解消するために誰かと一緒にいたかった。 もしかしたら、その誰かを守ることで自我を保とうとしたのかもしれない。

その誰かが偶然雫だったのか、自分の中にあるごく少量の特別な思いが雫と一緒にいることを望んだのか、あるいは幼馴染という縁が引き寄せたのか、それはわからない。
以下略



993:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:02:59.46 ID:D/J1TKXp0
F=09とF=10の境目にある、廃れた工場の物だったらしい倉庫に、仲山行人(男子12番)とそのとりまきがいた。 
「どうして…こんな事に…?」

内藤真依子(女子12番)がため息混じりに呟いた。 真依子の横では佐久間佳江(女子6番)が泣きじゃくっている。 鈴木明也(男子7番)は冷や汗でずれたメガネを中指で押し上げ、ため息をついた。

以下略



994:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:03:30.89 ID:D/J1TKXp0
倉庫の中にあった木箱の上に全員の武器を置いた。

佳江のデイパックからは自動拳銃(トカレフTT?33)、素明のデイパックからはシンプルなデザインのマシンガン(トンプソン SMG)が出てきた。 この辺はアタリの部類だろう。 真依子のデイパックからはキリ(ほら、図工とかで木に穴を開けるやつね)が出てきた。 可もなく不可もなく…まあ、どちらかといえば不可か? そして、明也のデイパックから出てきたのはセロハンテープ、行人のデイパックからは瞬間接着剤だった。 なんだ、これは。 オレたちに図工でもしろというのか? くっつけることしか出来ないな。 美術評価1。

「へぇ…これがマシンガンねー…」
以下略



995:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:03:57.47 ID:D/J1TKXp0
土井雫(女子10番)はその小さな手にボウガンを持っていた。
 

教室を出て、雫はすぐにデイパックのジッパーを開けた。

以下略



996:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:04:32.27 ID:D/J1TKXp0
っつーか口ん中…血の味……そっか、そういや、殴られたんだっけ。
あのクソ野郎……

…で、喧嘩してて……

以下略



997:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:04:59.94 ID:D/J1TKXp0
悠の隣に座る血を分けた双子、二階堂哉多(男子十三番)も、悠と同じどろんとした瞳で悠を見つめた。
髪型こそ悠に比べれば今時だが、悠以上に誰とも関わろうとせず、表情が変わるところすら見たことのない不気味な男。

さらに奇妙なのは、互いを“兄様”・“姉様”と呼び合うことだ。
互いに名前で呼び合う又は後に生まれた者が相手をそう呼ぶのならわかるが、互いに互いを上とする呼び方は、不気味さを助長させた。
以下略



998:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:05:53.53 ID:D/J1TKXp0
外からの太陽光以外に光源のない薄暗い待合室の壁際に置かれた、所々穴が開いて中のスポンジが覗いているソファーに、紫垣靖隆(男子八番)は腰掛けていた。
夜が明ける前までは北西にある農協の建物にいたのだが、明け方に二階堂哉多(男子十三番)・二階堂悠(女子十三番)の襲撃を受けた際に発砲するなどして大きな音を何度も出したので、その音を頼りにやる気になっている誰かが来るかもしれないというリスクを回避するため、まだ薄暗い内に拠点を移したのだ。
もちろん、移動にも大きなリスクはあったのだが、このままクラスメイトの亡骸の傍に居続けるというのも気分の良い話ではなかったので、移動することはあっさり決まった。

「紫垣、大丈夫か」
以下略



999:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/06(火) 22:06:24.43 ID:D/J1TKXp0
哉多1人を相手にして3人が負傷したが、それでもリーダーである前川染香(女子十六番)が無傷だったので、及第点といったところだろうか。

「…で?
 道下は目ぇ覚ましたか?」

以下略



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