1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 15:21:18.41 ID:+Lcwl37x0
【ある日、事務所】
俺は今、猛烈に憤っていた。
何故なら。
P「あいつら……人を振り回し過ぎだろ……」
そう。
許される事ではない。
例え、俺が彼女達をサポートする役にあると言ってもだ。
P「しかし……そう思い通りにはさせんぞ……クク……」
それが耐えられないならば、俺が振り回してやろうではないか。
P「今こそ思い知るがいい……!己の身の程をな……!」
そんな事を呟いていると、音無さんがやって来た。
小鳥「またロクでもない事を……やめておいた方がいいと思いますよ?」
P「甘いですね音無さん。俺はもう我慢の限界なんですよ」
誰に止められようと、俺は進み続けるのみ。
P「さあ……アイドルコントロールの始まりだ!俺の掌の上で踊り狂うがいい!」
小鳥「はぁ……もう好きしてください……」
言われなくともそうしてやるさ。
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2013/05/25(土) 15:22:01.00 ID:+Lcwl37x0
P「ターゲットは千早、あずささん、雪歩、亜美・真美の五人……さて、どうしたものやら……」
手始めに千早からやってやろう。
P「千早か……」
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2013/05/25(土) 15:23:02.48 ID:+Lcwl37x0
【千早編】
千早「おはようございます」
P「ああ。おはよう、千早」
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2013/05/25(土) 15:23:29.81 ID:+Lcwl37x0
千早「プロデューサー。私は、そういった仕事はあまりやりたくないと言った筈ですが」
よし来た。
P「そうは言うけど、俺はもうちょっと千早の魅力を皆に知って貰いたいんだ」
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2013/05/25(土) 15:24:11.68 ID:+Lcwl37x0
P「ああ……そうだな。俺も頭を下げてくるよ……」
P「あそこのディレクターだろ?この仕事持ち掛けてくれた雑誌記者だろ?それに……」
P「あはは……今日は俺、バッタになるかもしれないな……」
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2013/05/25(土) 15:25:08.52 ID:+Lcwl37x0
千早「プロデューサー?泣いてるんですか……?」
ああ、泣いてるよ。
血も涙も無いお前と違ってな。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 15:25:49.69 ID:+Lcwl37x0
千早「あの、プロデューサー」
P「……何だ?」
P(かかったな!)
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:39:56.15 ID:+Lcwl37x0
【翌日、事務所】
P「なんだか千早が素直すぎたような……」
いや、あれは俺の演技力の為せる技だ。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:40:31.44 ID:+Lcwl37x0
小鳥「じゃあ、これは何に使うんですか?」
P「俺を殴ってください」
小鳥「…………」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 16:41:00.58 ID:rFSxRvMn0
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,;'////// \ ヽ/∧ 安価が
,'////// o| |V∧
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:41:16.53 ID:+Lcwl37x0
【あずさ編】
P「なかなか出ないな……」
三浦あずさ。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:42:08.73 ID:+Lcwl37x0
P(低い声)「そうだ……貴様には、今から俺の言う通りの場所に向かって貰う……」
P(低い声)「さもなくば、プロデューサーとやらの命は無いぞ……」
あずさ「そんなっ!?プロデューサーさんをどうするつもりなんですか!?」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:43:50.24 ID:+Lcwl37x0
P「――がぁぁああああ!」
痛すぎる。
あの、膝頭のちょうど窪んでる所に当てるなんて。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 16:44:57.20 ID:+Lcwl37x0
【誘導後、事務所】
あずさ「プロデューサーさんっ!大丈夫ですか!?」
あずささんが息せき切って扉を開けて入ってくる。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 16:56:06.77 ID:524wGHFq0
かわいい
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/25(土) 17:42:29.29 ID:4YhP5eqko
自分完璧だからなー
みんなかわいそうだぞー
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 17:53:35.06 ID:+Lcwl37x0
【翌日、事務所】
膝の調子も治ってきたので、病院には行かない事にした。
それと、音無さんに協力を頼むのも止めておいた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 17:54:23.47 ID:+Lcwl37x0
P「だが……それならそれでやり様はいくらでもあるのだよ……ふふふ……」
萩原雪歩。
通称、『私なんて駄目とか言ってるけど予想以上に駄目じゃない女』
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 17:55:20.95 ID:+Lcwl37x0
【雪歩編】
雪歩がやって来たので、お茶を淹れてくれるよう頼んだ。
お茶を淹れてくれたのを褒めると大抵『いえ、私なんてお茶ぐらいしか取り得が無いですから……』とか謙遜する。
そこが今回のドッキリ開始地点だ。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 17:55:53.08 ID:+Lcwl37x0
P「そんな事はないぞ。雪歩は頑張ってると思う」
実際、雪歩はちゃんと仕事をこなしている。
それは評価されるべき点なのだが、どうしてこうも自信がないのか。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/25(土) 17:56:46.52 ID:+Lcwl37x0
雪歩「そんな事ありません!プロデューサーは頑張ってますっ!それは私達が一番――」
P「じゃあ、俺の給料が上がらないのは何でだろうな……」
P「二十歳を過ぎて……毎日毎日早朝に出勤して、残業して家に帰って……」
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