過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:06:24.98 ID:6QX93pwdo
恵美「正直、私は大分お金には余裕あるし、その辺は私持ちでもいいんだけど」

真奥「そこは譲れねぇ。俺達の娘だって言ったのはお前だぞ、恵美」

彼が強い意志を秘めた声で言ってくるので、素直に頷く。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:06:57.26 ID:6QX93pwdo
鈴乃「なら逆に魔王達がエミリアのマンションの空き部屋に引っ越すか? ……私も監視のためそうすることになるが」

真奥「恵美、なんか結構いいマンションに住んでるんじゃなかったか?」

恵美「私の部屋は事故物件で五万円だけど、他はそんなもんじゃないわよ。詳しく知らないけど、下手すると倍近くとか?」
以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:07:29.78 ID:6QX93pwdo
鈴乃「仮に魔王とエミリアが、このアパートでもエミリアの部屋でも、同居するとしよう」

鈴乃「すると問題はアルシエルとルシフェルだ。こいつらはどうなる」

恵美「私としては、まあお義母さんとの同居まではアリね。ニートを食わす気はないわ」
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:07:57.13 ID:6QX93pwdo
芦屋「お待ちください魔王様、もし魔王様が子育てを第一にお考えなら」

芦屋「我々がその障害になるなど、本意ではありません。我々の食い扶持くらいは自力で稼いでみせましょう」

あくまで貞夫第一の芦屋がそう言った。
以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:08:24.77 ID:6QX93pwdo
誰もが考えこむ中で、やがて議長が発言した。

鈴乃「……ふむ、こうなれば、アラス・ラムスを含む皆が少しずつ我慢する折衷案でどうかな」

真奥「……というと?」
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77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:08:59.55 ID:6QX93pwdo
鈴乃「泊まるとしても、それだけだ。魔王も、まさかいたいけな子供のいる部屋で良からぬことを考えなどしまい?」

真奥「するか!」

鈴乃「定期的に両親と寝られるとなれば、聞き分けのいいアラス・ラムスだ、ぐずることも減るのではないか?」
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78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:09:26.49 ID:6QX93pwdo
真奥「……で、何でこうなるんだ。あ、目ぇつぶっとけよアラス・ラムス」

恵美「し、仕方ないでしょ! アラス・ラムスが言うんだから、そう、仕方ないのよ!」

アラス・ラムス「んぅー」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:09:53.07 ID:6QX93pwdo
真奥「さすがに狭いな」

恵美「今度大きいベッド買おうかしら?」

言いつつも、密着した状態は嫌ではなかった。
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:10:42.89 ID:6QX93pwdo
諦めて、私も目を閉じる。
すると少しして、彼は呟くように言ってきた。

真奥「お前が言ってた結婚云々って、本気か?」

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81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/06(土) 20:11:25.00 ID:6QX93pwdo
どうしても夫婦までは行きたくて三巻分です。読んで下さった方ありがとうございます。
以下蛇足。

魔王様は察しはいいけどあんまり教えてくれないし、結構賭けや運任せの場に飛び込むことが多いんで
恵美がデレてたら心配でたまらないじゃないかなぁというお話でした。
以下略



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