過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 21:54:20.38 ID:lgRE4mqd0
「……あれに、乗りましょうよ」
「あれ?」
以下略
256
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 21:55:05.48 ID:lgRE4mqd0
それが作り物で怖がっていた人間の口から吐かれたセリフか、という言葉は言わずに呑み込んだ。
私はまたわざとらしく頭を掻きむしりながら弱音を吐く。
以下略
257
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 21:57:31.82 ID:lgRE4mqd0
「ふふんっ、――さんにも怖いものがあるだなんて、正直意外でしたねぇ。まさかこんなものが怖いだなんて」
「あぁ……そう、だな」
以下略
258
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:01:22.10 ID:lgRE4mqd0
「あ、もしかしてあの時もビクビクしてたんですか? ボクのコトを笑ってたのに、情けないですねぇ。
本当は足がガクガクだったんでしょう、違いますか? 違いませんよね?」
以下略
259
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:03:10.17 ID:lgRE4mqd0
「あれ、どうしたんですか? ……ふふん、もしかして、出たくなりましたか?
怖気づきましたね? 怖いんですね? ほらほら、乗りたくないならちゃんとお願いして下さいよ。
モチロン、お断りしますけどね!」
以下略
260
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:04:31.24 ID:lgRE4mqd0
「さぁな。さぁ出るぞ」
以下略
261
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:05:37.93 ID:lgRE4mqd0
幸子が言い終わらないうちに、コースターは急転直下した。
下から重力が襲ってくるような感覚に、股下から脳天へ鋭い何かが体を貫いた。
凄まじい速度で下ったかと思ったら、今度は蛇のようにうねった道をコースターは突っ切り始めた。
以下略
262
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:06:37.69 ID:lgRE4mqd0
「な、何ですか――さん。さっきからボクをちらちら見ているようですけど……あ、わかりましたよ!
ボクがカワイイから見ていたんですね? 全く、こんな状況でもそんな行動を取るなんて、屈強ですね――さんは!
ほら、遠慮なんてしな……な、なな何ですかそのシートとレインコートは」
以下略
263
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:07:20.02 ID:lgRE4mqd0
「……」
「おい幸子。水凄いな?」
以下略
264
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:07:56.89 ID:lgRE4mqd0
「なっ……な、何言ってるんですか! 自惚れにも程がありますよ! だ、誰が冴えない――さんなんかずっと見てるんですか!」
幸子は弁解するようにそう言ってから、恥ずかしそうに視線を私から外してしまった。
以下略
265
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:09:21.55 ID:lgRE4mqd0
「……あ、あぁまぁ……そうだな……ほら、一応タオルは持ってきたから、拭くよ」
私は持ってきたバッグからタオルを取り出した。そしてタオルで彼女の頭を包むようにして拭き始めた。
以下略
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