過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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◆S.3OfNv5Fw
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2013/08/04(日) 22:09:21.55 ID:lgRE4mqd0
「……あ、あぁまぁ……そうだな……ほら、一応タオルは持ってきたから、拭くよ」
私は持ってきたバッグからタオルを取り出した。そしてタオルで彼女の頭を包むようにして拭き始めた。
以下略
266
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:10:55.59 ID:lgRE4mqd0
「えっ……な、何ガッカリしてるんですか? えっ、ほ、本気ですか?」
「……月並みな言葉しか並べられないけど、その服……あぁ……私は、好きだぞ。
以下略
267
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:13:18.53 ID:lgRE4mqd0
「……どうしたんですか? 上なんて見て……空なんかよりボクを見ましょうよ」
「い、いや……く、くしゃみが出そうになってな……結局出なかったが」
以下略
268
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:14:35.59 ID:lgRE4mqd0
昼食を済ませると、幸子の手に引かれるままに色々なアトラクションに乗った。
メリーゴーランドやコーヒーカップ、急落下式のエレベーターのようなアトラクションにまで。
そして何故だかわからないが、先程のジェットコースターにも二回程乗った。
以下略
269
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:15:47.21 ID:lgRE4mqd0
「いやぁ、もう三回も乗っただろ。それに疲れたよ……もうそろそろ帰らないといけない時間だし……」
「全く何言ってるんですか! 小学生じゃあるまいし」
以下略
270
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:17:32.24 ID:lgRE4mqd0
「……観覧車か」
「あれなら、――さんみたいなおじさんでも、乗れるんじゃないですか?
以下略
271
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:19:20.14 ID:lgRE4mqd0
「……なぁ、幸子」
「……なんですか?」
以下略
272
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:22:29.47 ID:lgRE4mqd0
彼女の頭を撫でてやる。彼女は目を瞑り、静かに顔を綻ばせた。
その表情を見て私は、今すぐにでも彼女を抱きしめたいという衝動に駆られた。
しかし何とか踏みとどまる。まだダメだ。彼女の口から、ハッキリと聞くまでは。
以下略
273
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:24:52.80 ID:lgRE4mqd0
「もう……ボクと――さん、一年以上も一緒にいるんですよね」
溜息の混じった言葉。幸子に似つかわしくない、何かを回顧するような発言だった。
以下略
274
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:25:46.28 ID:lgRE4mqd0
「……――さん」
「……何だい」
以下略
275
:
◆S.3OfNv5Fw
[saga]
2013/08/04(日) 22:26:19.59 ID:lgRE4mqd0
「……その為には……その、ボクにずっとついて来てくれないと困ります」
「あぁ」
以下略
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