過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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246:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:12:24.46 ID:6HVoPzVuo



 買い物を済ませて家に戻ると、リビングには従妹しかいなかった。
 彼女は何かを言いたげにしていたけれど、そこには触れずに妹の部屋に向かった。
以下略



247:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:14:37.61 ID:6HVoPzVuo

「お粥なら食べられる?」

「……と、思う、けど」

以下略



248:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:15:04.39 ID:6HVoPzVuo

「あのさ」

 何かを言わなければならない気がして、口を開く。
 何かというより、それはずっと前から言いたかったことだったのだけれど。
以下略



249:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:15:48.46 ID:6HVoPzVuo

「前にね、言ってたでしょ。えっと……」

 妹は少し考え込むような顔をした。思ったよりも、真剣な顔だった。

以下略



250:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:16:22.51 ID:6HVoPzVuo



「猫は甘さを感じないって本当なのかな?」
 
以下略



251:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:16:48.98 ID:6HVoPzVuo

 会話はそこで途切れたけれど、従妹はまだ何か言いたそうにしていた。
 元々猫の舌の話なんて話のとっかかりのつもりだったんだろう。

「野菜炒め、どう?」
以下略



252:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:18:15.94 ID:6HVoPzVuo

「どう考えても、様子がおかしかったよね?」

 従妹は真剣な顔をしていた。それはそうだろう。本当におかしかったんだから。
 でも、だからって的確な答えが用意できるわけではなかった。
以下略



253:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:19:27.61 ID:6HVoPzVuo



 食事を終えて様子を見に行くと、空になった食器がベッドの脇の椅子の上に置かれていた。
 妹は眠っているようだった。
以下略



254:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:20:18.82 ID:6HVoPzVuo



 自室に戻ったあと、鞄の中を整理していると、ふと部活のことが頭をよぎった。
 
以下略



255:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:20:50.21 ID:6HVoPzVuo

 どうも頭がうまく回らない。俺も疲れてるんだろう。
 しなきゃいけないことはたくさんある。今日は課題だって出たし、予習だってしなくちゃいけない。
 読みかけだった小説の続きだって、しばらくほったらかしのままだった。
 
以下略



256:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/05(木) 18:21:24.48 ID:6HVoPzVuo
つづく


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