過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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262:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:06:15.23 ID:1fpknpK6o



 早めに登校して自分の席でぼんやりしていると、いつものふたりが俺のところに来た。
 
以下略



263:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:06:50.89 ID:1fpknpK6o

 ビィ派には俺たちふたりの様子がいつもと違うように見えたんだろうか。
 
「……べつに、喧嘩とかしてないよな?」

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264:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:07:23.80 ID:1fpknpK6o



「おー」

以下略



265:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:07:59.12 ID:1fpknpK6o

「今日はちゃんと出ますよ」

 俺がそう言うと、部長はちょっと戸惑ったような顔になった。

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266:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:08:35.64 ID:1fpknpK6o



 放課後、俺が顔を出した頃には、編入生を含めた全員が既に部室に揃っていた。

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267:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:09:05.85 ID:1fpknpK6o

「部長に、練習代わりにって、お題に沿ってなんでもいいから文章を書いてみてって言われたんです」

 彼女の様子は平常通りに見えた。頭の中で何を考えているかは知らない。
 でも、質問の答えは納得のいくものだった。後輩もシィタ派も、似たようなことをさせられていた。
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268:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:09:31.87 ID:1fpknpK6o

 そのとき部室の入口のドアが開いた。顔を向けると、顧問が立っている。

 運動部だったら集合掛けて挨拶しに行くところなんだろうが、誰もなにも言わなかった。
 みんな作業に熱中していた。俺以外。
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269:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:11:37.45 ID:1fpknpK6o

 俺がクスリとも笑わないのが気に障ったのか、彼の声は苛立たしげにこわばった。

「まあ、やる気がないなら無理強いはしないけどね」

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270:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:12:47.23 ID:1fpknpK6o

 俺がひとりで鬱々とした気持ちになっていると、不意に部長に声を掛けられた。
 彼女はまだ後輩のうしろに立っている。

「あのね、きみっていつもどんなふうに書いてる?」
以下略



271:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:14:07.46 ID:1fpknpK6o

 部長の小説は割と起承転結がはっきりしているし、抽象的な部分も少ない。
 わりとポピュラーで、感傷的なところもない。

 まあ、そこが部長(シィタ派もだけど)のすごいところで、普通、素人が書くと真逆になる。
以下略



272:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/06(金) 19:16:05.45 ID:1fpknpK6o

「……始まりと終わりが決まってるって、どういうことですか?」

 後輩がひとり、不思議そうな顔をした。

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