過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/09/24(火) 09:22:54.46 ID:q6zZKcpQO
乙
494
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/09/24(火) 18:56:03.15 ID:1PtdhOx8o
◇
結局、土日は何もせずに過ごし、だらだらと時間だけが流れた。
そういう日がときどきある。たぶんそう悪いことでもない。
以下略
495
:
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[saga]
2013/09/24(火) 18:58:20.39 ID:1PtdhOx8o
屋上には、案の定誰もいなかった。
真上に灰色の空が覆いかぶさっている。雨が降り出しそうな気配があった。
俺は屋上の中央に立って、辺りの様子を見回してみた。
以下略
496
:
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[saga]
2013/09/24(火) 19:00:08.13 ID:1PtdhOx8o
◇
昼休みと放課後にも屋上に行ったけれど、結局は徒労に終わった。
以下略
497
:
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[saga]
2013/09/24(火) 19:00:52.05 ID:1PtdhOx8o
「どうして急に書けなくなったんだろうね?」
「原因に関してはともかく、さすがにこのままだと間に合いそうにないです」
以下略
498
:
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[saga]
2013/09/24(火) 19:02:17.33 ID:1PtdhOx8o
「う、ん……」
部長は指先でシャープペンを弄びながら唸り声をあげる。
その仕草はいつになく真剣そうに見えたのに、どこか子供らしい愛嬌があった。
以下略
499
:
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[saga]
2013/09/24(火) 19:03:19.80 ID:1PtdhOx8o
「じゃあさ、結末を変えちゃえば?」
部長のその声に驚いて、俺は彼女の表情を凝視していた自分に気が付いた。
性欲。
以下略
500
:
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[saga]
2013/09/24(火) 19:04:11.96 ID:1PtdhOx8o
部長の指先がシャープペンをノックしている。カチカチという音が断続的に繰り返される。
「でも?」と彼女は首を傾げた。
以下略
501
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/09/24(火) 19:05:19.06 ID:1PtdhOx8o
「まあともかく、人が死ぬのはナシなんだ?」
「ナシです。突然の病気や事故なんかだと最悪ですね。正直、そういう話は読んでても『それはナシだろ』って思う。
そりゃ、現実でだって予兆や前触れなんてなく、突然人は死ぬものだって、理屈は分かるんですけど……。
以下略
502
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2013/09/24(火) 19:06:19.51 ID:1PtdhOx8o
部長はしばらく俺の言葉を反芻するように黙り込み、何かを考えているようだった。
その仕草は小動物的で、やっぱりどこか愛らしかった。
そして不意に、悪戯っぽい微笑をたたえて、
以下略
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