過去ログ - モバP「アイドルのいる風景」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:22:12.54 ID:lf+VB/Zqo
「私、そんなにおかしい?」
「まぁな。前よりかなんというか……トップアイドルって名前に固執して
 る感じがするな」
「でも悔しくない? 一度も勝ったことないんだよ」
「悔しいかどうかか……」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:22:38.53 ID:lf+VB/Zqo
凛の頭に黒い考えが横切る。
自分がこれだけ頑張っているのに、悔しいと思っているのに。
なぜ勝つことが出来ないのか。
もしかしてこの二人が足を引っ張っているからじゃないのか。

以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:23:05.77 ID:lf+VB/Zqo
いくつかの扉を抜け、階段を上り下りし、凛は気付けば普段は来ないよう
な場所にいた。しかし走ったおかげで頭は冷静になっていた。いや、冷静
になったと自分に言い聞かせているだけかもしれない。

歩きながら今後のことを考える。まずは……自分の力がどれほどのものか。
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:23:38.51 ID:lf+VB/Zqo
「ということで来週は凛ソロと加蓮奈緒の二人組みでライブバトルします」

そう説明するプロデューサーと涼しげな顔をした凛。
そして半目でプロデューサーを見る加蓮と奈緒。ため息をつくちひろ。

以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:24:05.90 ID:lf+VB/Zqo
凛にせっつかれてプロデューサーが連絡をし始める。それを見ていた奈緒と
加蓮が顔を見合わせる。普段から頼りがいがあるとは思っていなかったがこ
うもアイドルの尻に敷かれているのを見ると自分達の将来まで心配になってくる。

「二十分後にダンスの練習できるってさ。第三練習場な」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:24:41.47 ID:lf+VB/Zqo
プロデューサーが平然としているのは凛が今溜めているガスを今回のライブ
で抜けばいいと考えているからだ。
しかしそうまでわかっていても奈緒はどうしても不服に思ってしまう。

「プロデューサーならうまい落とし所を見つけてくれると思ったんだけどな」
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:25:07.60 ID:lf+VB/Zqo
こうしてみるとレッスン場は普段より広く、そして寒々しく感じられる。実際
には冷暖房がついているので暑い寒いということはない。今も動いた後なので
体は暑いくらいなのだ。それなのにどうしてこんなに寒く感じるのか。

「一週間とは言え、かなりのレッスン量をこなしたし、君には元々の能力があ
以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:25:47.12 ID:lf+VB/Zqo
奈緒と加蓮のユニット、ツインスターはなかなか好評で観客の声援も舞台袖ま
で聞こえてくる。凛はいつもと同じようにお気に入りの蒼いアクセサリーを握
ってイメージする。しかしどうにも定まらない。普段なら気にならない声援が
今日は耳に付いてしまう。もうすぐツインスターのライブが終わり、自分の番
が来る。それなのにイメージは雲散霧消してしまった。なぜ自分がライブをや
以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:26:13.69 ID:lf+VB/Zqo
案の定と言うべきなのか。凛の名前はランキングになく、ツインスターの名前
はギリギリの順位に残っていた。そして一位にはいつも通りの名前が乗ってい
た。来週にはツインスターの名前もなくなり、トライアドプリムスの名前がラ
ンキングに戻る。また変わらぬ日常が戻ってくる。ランキングを後にして、事
務所に向かうことにした。
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16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:26:39.83 ID:lf+VB/Zqo
「どうしても教えてくれないんですか」
「どうしても教えることは出来ない」

とある事務所の前で凛とその事務所のプロデューサーが対立する。
泰葉の引退を知った凛はどうしてアイドルをやめるのか聞きたくなり、かつて
以下略



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