168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/28(月) 18:31:58.22 ID:S3TlNWjd0
終わらす。
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:32:29.62 ID:S3TlNWjd0
09:キャットウォーク・クロニクル
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:33:02.96 ID:S3TlNWjd0
全てを受け入れて前に進むと決めた智絵里とまゆ。
きっぱりとケリを着けに行った幸子。
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:33:31.18 ID:S3TlNWjd0
誰にも、恐らくあの男やちひろでさえも、それに気づいて居はないのだろう。気配の隠蔽は完璧だった。
若干のボロを出してはしまったが、それに気づけた幸子は今他にやることがあり、その他の皆は、寝ている。
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:34:00.08 ID:S3TlNWjd0
まゆと同様の愛を持っていて、だけどアイドルや仲間との良好な関係性を捨てる気もさらさらなかった。
どちらかを捨てず、どちらも取る。全部取る。
彼女はそれを成す覚悟も、頭脳も、ポテンシャルも、全部を手に揃えていた。
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:34:28.11 ID:S3TlNWjd0
でも、だ。
いつか、みくが見た、男とちひろが抱き合っていた、あの時。
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:34:56.46 ID:S3TlNWjd0
しかし、時間が産んだのは、全てを終わらす祝福の鐘だった。
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:35:25.24 ID:S3TlNWjd0
リーダー格である少女は、変わりなくいつもの彼女だった。
いつも眠そうな少女は、それでもきちんと、全てを大切に思っていた。
件の女と男は、どうしようもなく互いを求めていて、だからこその突然の懐妊だった。
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:35:58.54 ID:S3TlNWjd0
「な……」
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:36:26.04 ID:S3TlNWjd0
押し殺していた泣叫が。
なかったことにするつもりだった悲しみが。
見せるつもりがなかった弱さが。
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