過去ログ - モバP「ブラ、透けてるぞ」
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178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:36:58.51 ID:S3TlNWjd0


 しかし。

「うん、うん……ごめんね、気付けなくて、ごめんね。苦しかったね……」
以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:37:24.28 ID:S3TlNWjd0


 みくが必要だったのは、これだ。
 可能かどうかと言えば、心中の闇から抜け出すのは出来た。
 しかし、彼女の矜持がそれを許さなかった。
以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:37:52.50 ID:S3TlNWjd0





以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:38:23.48 ID:S3TlNWjd0


 それは、アイドルを気遣う想いで、同時に逃げでもあった。
 彼もまた、時の解決を祈るしかない、無力な人間であったのだ。

以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:38:53.72 ID:S3TlNWjd0

 幸子は、みくの様に軽いステップを踏み。
 卯月の様に真っ直ぐ進んで。
 智絵里の様に、美しく、華が咲く花壇の前に立ち。
 まゆの様に、凛と姿勢を正し。
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:39:21.01 ID:S3TlNWjd0





以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:39:48.93 ID:S3TlNWjd0




 ――あっと言う間だった。
以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:40:39.58 ID:S3TlNWjd0



 結局、幸子は最後まで涙を流すことはなかった。
 涙腺が緩むことは、何度もあった。
以下略



186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:41:06.29 ID:S3TlNWjd0



 分厚く肥大化した雲から、堰を切った如く天から雨が降り注ぐ。
 まるで、泣けない幸子の代わりに泣いてあげたかの様に、悲しみも、苦しみも、抱えていた負の感情全てを押し流す、強く、重く、あるいは優しい雨だった。
以下略



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:41:38.35 ID:S3TlNWjd0



 そこで、ふと目線を感じた幸子が横に居る男を見れば、彼は幸子を見下ろし、何やらじっと見つめた。

以下略



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/28(月) 18:42:08.49 ID:S3TlNWjd0

 スレタイ回収完了。
 これにて終わり。
 お疲れさん。


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