過去ログ - ことり「雉も鳴かずば撃たれまい」
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2014/05/04(日) 04:55:05.51 ID:yZX4SREN0
それは砂漠に降り注いだ雨だった。
それはストリート・チルドレンに与えられたひとかけらのパンだった。
それは吹雪の中見つけた山小屋だった。
それは無課金に訪れたSR確定勧誘期間だった。
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2014/05/04(日) 05:04:20.29 ID:faJ0CUmp0
あ〜もううちはしらんでしかし〜
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2014/05/04(日) 05:40:12.07 ID:yZX4SREN0
「いやああああああああああああああああ!!」
耳を劈く悲鳴が、音乃木に轟いた。
校舎に残っていた誰もがその声を聴いた。
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2014/05/04(日) 05:54:44.65 ID:yZX4SREN0
「コフ―――……コフ―――……」
「……えっ」
穂乃果の目に飛び込んできたもの。
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2014/05/04(日) 06:09:31.67 ID:yZX4SREN0
「そんな……穂乃果!」
穂乃果に遅れて海未が廊下に到着したちょうどその時、穂乃果は果て、希の手から床に落ちた。
世の中には知らない方がいいこともあると、皮肉にも海未は「それ」を前にして知るのだった。
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2014/05/04(日) 06:23:12.66 ID:yZX4SREN0
「えいっ!」
「はっ…ことり!」
緊張を破ったのは第三者だった。
希の背後から静かに接近していたことりが、彼女への逆わしわしに挑んだのである。
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2014/05/04(日) 06:37:15.29 ID:yZX4SREN0
「しかし、怒らせてしまったようですね…」
「そうだね………海未ちゃん、お願いがあるの」
ことりは海未の手を離れ、立ち上がった。
その瞳はまっすぐと希を見ていた。
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2014/05/04(日) 06:44:22.97 ID:yZX4SREN0
「……これで二人きりになれたね」
「グルルル―――……フシュゥ―――……」
海未の足音が聞こえなくなるのを待って、ことりは言った。
その瞳は仲間たちに見せるのとは違う、強い意志の宿った瞳だった。
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2014/05/04(日) 06:53:28.24 ID:yZX4SREN0
そしてことりはスカートのポケットから“武器”を取り出した。
ことりとて、何の勝算もなしに一人残ることを決めたわけではない。
それはエネルギー増幅装置。
ことりの尻への情熱を膨れ上がらせる切り札。
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2014/05/04(日) 06:58:42.92 ID:yZX4SREN0
踏み出したのは同時だった。
二人の力が激突した。
そしてことりの自信は、一瞬で恐怖に変わった。
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2014/05/04(日) 07:05:28.04 ID:yZX4SREN0
ことりの手は弾かれた。
隙だらけになったことりの背後に滑り込み、希はその双峰を掌握した。
(海未ちゃんのパンツ―――もらっておけば―――)
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