24:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:17:06.17 ID:4btJ32Bz0
召喚直後には一目連は再びライドウに躍りかかっていた。
丁字路に追い詰められ、背後には甘味処の建屋、もはや後方に逃れる余地はない。
しかし後方に逃れる必要もなかった。
ベリアル「よくぞ我を呼んだ。ライドウよ」
25:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:17:53.52 ID:4btJ32Bz0
骨女が動かなくなったことを確認し、ライドウは一目連を目指し走った。
丁字路の真ん中に立つと、ネビロスと一目連が不毛な攻防を繰り広げているのが見えた。
一目連の攻撃はネビロスに効かないが、ネビロスのあらゆる攻撃が一目連に躱される。
26:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:18:51.43 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「逃げたか、聞きたいこともあったのだが仕方あるまい。
だが、奴らがあの時地獄少女の周囲にいた悪魔だというのは間違いなさそうだな。
消え去る様子があの時とまるで同じだ。
しかし、これでますます骨女の意図が分からなくなってしまった。
あとで鳴海に相談してみるとするか」
27:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:19:39.53 ID:4btJ32Bz0
志乃田、名もなき神社で、ライドウはヤタガラスの使いと、鳥の翼をもつ少女の姿の仲魔モー・ショボーに作戦の説明をしていた。
ヤタガラスの使者「なるほど、わかりました。
私はいつでも異界開きができるように準備しておけばよいのですね」
28:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:21:07.01 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「この妖気は……間違いない地獄少女はここにいるぞ」
モー・ショボー「人間、こっち、こっちに強いアクマがいるよ」
ライドウはモー・ショボーに礼を言って管に戻した。
29:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:21:49.16 ID:4btJ32Bz0
しかしライドウは気にも留めずに封魔管へ手を伸ばしながら再び地獄少女へ向けて、すなわち迫りくる呪殺魔法に向かって駆け寄っていく。
呪殺魔法がライドウに触れんとした直前、地獄少女の呪殺魔法はモーセを遮る地中海のごとく突如道を空けた。
アリスが干渉し軌道をそらしたのである。
地獄少女の視界の端に、親友にそうするように楽しげに手を振るアリスが映った。
30:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:22:57.40 ID:4btJ32Bz0
目は何とかとっさに庇えたため支障ないが、そのほか肌の露出する場所は酷い火傷を負ってしまった。
また、爆炎に吹き飛ばされた際に、左手首、右肘、右足首の関節を痛めたようでうまく動かない。
肋骨も数本折れたようで猛烈な苦痛がライドウを苛んだ。
マントや学生服も一部炭化してぼろぼろになっているが、帽子だけはなぜか奇跡的に無事である。
31:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:23:37.27 ID:4btJ32Bz0
ライドウは迷わず一本の封魔管に手を伸ばした。
一瞬だけ姿を現した凶鳥モー・ショボーが放つ光が衣服を緩ませ戒めを解除し、ライドウに元の素早さを取り戻す。
唸りを上げる青白い炎の射線上から横に転がり、マントの一部を燃やされながらもなんとか難を逃れることに成功した。
32:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:25:18.28 ID:4btJ32Bz0
第四章 黒幕の登場
鳴海に事の次第を報告をしたのは翌日昼のことであった。
33:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:25:49.95 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「なんだと!」
鳴海「タヱちゃんと一緒に新聞社のほうを調べてみるって言っただろ?
昨日調査しているうちに地獄通信の広告料の支払いルートに着目したんだ。
本来の地獄通信の広告料はの支払いルートは全く不明だ。
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