過去ログ - 勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:29:54.93 ID:AszI6XDJ0
勇者「戦士ッ!!」

 勇者の声に、戦士の肩がピクリと反応した。

勇者(まだ意識はある!! だが急がなきゃ……!)
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:31:40.48 ID:AszI6XDJ0
武道家「凄まじい……蛾の数が目に見えて減っていくぞ」

僧侶「でも戦士は…? 戦士は大丈夫なの…!?」

 戦士の体からは至る所から血が流れている。
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:33:51.05 ID:AszI6XDJ0
 武道家はゆっくりと地面に戦士の体を横たえた。
 僧侶は戦士の体に回復と、とりあえず解毒のための治癒呪文をかけ続けている。
 勇者の姿はない。

勇者『二人はどんどん先行ってほら! 殿は俺が引き受けるから!! ほらダッシュダッシュ!!』
以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:35:54.38 ID:AszI6XDJ0
勇者「んなあああああああああ!!!!」

 勇者が洞窟から転がり出てきたのはそれから数分後だった。

勇者「疲れたあああああああああ!!!!!! もう一生分働いた!! もうええやろ!! もう後は隠居して可愛い嫁さん貰ってぐーたらしてええやろおおおお!!!!」
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55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:37:34.97 ID:AszI6XDJ0


僧侶(水の精霊の加護を得るためには、『僧侶』として過酷な修業を積まなければならない)

僧侶(同様に、火の精霊の加護を得るためには、『魔法使い』としての修業を……)
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:39:40.63 ID:AszI6XDJ0
武道家「さて、これからどうする? 戦士の容体も僧侶の治癒で落ち着いてはいるが、完治はしていない。やはり、神官クラスの『僧侶』に看てもらう必要があるだろう」

僧侶「ここから町までそう遠くないとは言え、眠っている戦士を運びながらでは時間もかかります。それに、戦闘面でも不安が残ります。戦士を庇いながらでは、とてもいつもの様に戦えるとは思いません」

勇者「あー、その辺は大丈夫。心配いらないよ。これを使う」
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57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:41:21.75 ID:AszI6XDJ0
 翌日―――『精霊の祠』深部。

武道家「せいやッ!!」ドゴム!

僧侶「武道家さん! 回復します!」
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:42:57.34 ID:AszI6XDJ0
武道家「勇者。開けた所に出たぞ。奥に見えるあれが神殿ってやつじゃないか?」

勇者「おお〜、多分そうだな。あれ? ってことはこれで終わり? この祠は解放されたってことでいいの?」

僧侶「その割には何も変化がないような……私たちの加護も強くなった気がしませんし……」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:44:46.63 ID:AszI6XDJ0
 G型魔物がカサカサと動き出す。

 勇者は悲鳴を上げた。

 僧侶は固まったまま動かない。
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/30(日) 17:45:36.89 ID:AszI6XDJ0





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