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2014/11/25(火) 02:40:14.65 ID:a4v2ARuR0
「おはよう、如月さん」
「どうも……」
先月の臨時の人事異動で隣の席の男性が地方支社へ転勤になった事に伴って、私の隣は暫くの間空席だった。しかし、今日からは違う。総務課一番の噂好きとも言われる女性が隣に来てしまったのだ。
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2014/11/25(火) 02:41:14.37 ID:a4v2ARuR0
「如月さん、今日は一杯、付き合って貰えるわよね?」
「あ……いえ、私は今日は遠慮しておきます……それじゃあ」
「あっ、如月さん!」
金曜の夜だというのに、呑み屋に連れていかれてまで噂話を聞かされたのではたまった物では無い。未練がましく声を掛けてくる同僚の声を振り切り、エレベーターに乗り込むと昼間の噂の彼まで一緒に乗ってきたではないか。しかも、もう一方の当事者である営業課長も一緒に。
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2014/11/25(火) 02:41:51.82 ID:a4v2ARuR0
「ただいま……」
誰が居るわけでもない家になってからも、必ずただいま、と言うのはそこに優の位牌があるからだ。
どんなに忙しい時でも、毎朝と毎晩の蝋燭と線香だけは忘れずにあげている。その位しか、もう私があの子にしてあげる事は出来ないのだから。
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2014/11/25(火) 02:43:44.50 ID:a4v2ARuR0
1時間後、と時間を指定したのは自分の中でも気持ちの整理を付けたかったのかもしれない。もしその間に気が替わればキャンセルをすればよし、でなくとも部屋を片付け、シャワーを浴びる時間が必要だろう。
こんな感覚は何年振りだろうか。夫……いや、「元」夫との時でもこんな事は無かったのかもしれない。特に優を産んでからという物、元々淡泊だったあの人は私の体に触れる事も無かった。それが彼なりの生真面目さでもあっただろうが、寂しくもあった。
ここ数年は自分で触れる事すらなかった秘部に、僅かな疼きを感じながら、単に汗を流す訳では無く男と肌を合せる為に、身を清めている。
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2014/11/25(火) 02:44:22.88 ID:a4v2ARuR0
その瞬間、彼の目つきが鋭くなったように感じた。
肩に手を居たかと思えば、そのまま強引にベッドに押し倒される。
「こういう事でしょう?」
「あっ、いや、その……」
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2014/11/25(火) 02:45:29.35 ID:a4v2ARuR0
「いつもこんなキッチリした服装なの?千種」
「え、ええ……」
「そう……きつそうだから、脱がすよ」
「あっ」
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2014/11/25(火) 02:46:12.17 ID:a4v2ARuR0
「あ、あの……」
「ん、どうしました?」
「……その、もっと……」
「もっと?」
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2014/11/25(火) 02:46:47.03 ID:a4v2ARuR0
「ははっ、いや、そんなにみられると恥ずかしいですよ」
そういった彼の股間には、真っ白な肌には似合わない浅黒いモノが屹立していた。
「旦那さんのよりも大きいですか?」
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2014/11/25(火) 02:47:18.28 ID:a4v2ARuR0
腰を突きだされると同時に、私の喉奥まで彼の熱棒が突き入れられる。口の中で猛り狂う猛牛の様なそれを、私は懸命に下と唇でなだめようとする。しかしそれさえもこの猛牛相手では、煽っているような物なのかもしれない。更に太さを増した様な気がするそれを彼は乱暴に、まるで私の口を使って自慰をするように抜き差しを繰り返す。
目線を上にあげれば、快感に顔を歪める白皙の顔が紅潮している、一瞬目線があった瞬間、猛牛は動きを止め、咆哮するかのような勢いで私の口の中で果てた。
「んっ……!ぐふ……げほっ、ほっ……あっ……」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/25(火) 02:49:40.18 ID:a4v2ARuR0
「寂しかったんだね、千種」
「やっ……」
「良いんだよ……今は……」
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