過去ログ - 苗木「彼女との再会」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 01:47:46.95 ID:dm2TomSio

「あ、ありがとう。舞園さんにそこまで言ってもらえるなんて光栄だよ」
「ふふ、私の方こそありがとう御座います。苗木君がいてくれて本当に心強いです」

舞園さんは心底嬉しそうに、僕へと笑いかけてくれる。この笑顔が自分の力で起こせてるんだと思うと、たまらなく嬉しい。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 01:50:26.40 ID:dm2TomSio
キリがいいのでここまでにしておきます
大分読み易くなったとは思うけどどうも時間がかかる……そして慣れない


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:31:19.28 ID:dm2TomSio

「それにしても、本当にすごかったですね。まさか敷地内にショッピングセンターまであるなんて、思ってもいませんでした」
「政府公認の施設、って言うだけあるよね……感動せずにはいられなかったよ」
希望ヶ峰学園の南地区に建てられてある、全生徒が利用する大規模な寄宿舎。僕はその建物内を自分の部屋に向かって、舞園さんと肩を並べて歩いていた。

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:32:51.21 ID:dm2TomSio

「っと、ここだね」

やがて一つの部屋の前に辿り着き、一緒に足を止める。ドアには『苗木 誠』と書かれたネームプレートが飾られていて、すぐ側の壁には来客用に備えつけられたインターホン。
ここが、これから僕が日常生活を送る場所になるんだ。初めての寄宿舎生活……実家とは色々勝手が違うけど、早めに馴染めるといいな。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:34:23.69 ID:dm2TomSio

「わあ……広いですね!」

部屋の中央で立ち止まり、中を見渡しながら嘆声を漏らす舞園さん。隣に立つ僕も同じように、ただただ感心するしかなかった。
――寄宿舎の部屋の中は、一人用だとはとても思えない程の広さを有していた。実家の部屋の二倍はある気が……いや、下手したらそれ以上かもしれない。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:37:11.47 ID:dm2TomSio

そんな風に内心ほわほわと気分を浮き立たせながら、僕達は次に作業机の方へと移動した。
つやつやした表面を撫でてみると、触り心地の良さが掌に伝わる。

「ベッドもそうですけど、この机も大きいですよね。一人用だとは思えません」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:39:56.84 ID:dm2TomSio

だけど見るだけで何かを言い出す訳でもなく、僕達はすぐ近くにある収納棚の方へと足を進ませた。
とは言え棚自体にこれといった特徴はなく、僕達の関心は自然と上に乗せられている制服などに向けられる。

「これが希望ヶ峰学園の制服だね。ブレザーなんだ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:41:52.73 ID:dm2TomSio

とまあ、それはさておき。これで部屋の中はあらかた見て回った。今からは――

「えっと……じゃあ、そろそろ話の続きに移ろっか?」
「はい!」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 22:43:39.75 ID:dm2TomSio

「それにしても、何だか不思議ですね。まさかこうして苗木君と仲良く話せる日が来るなんて、思ってもいませんでしたから……本当、嬉しいです」
「ぼ、僕もだよ。入学前から舞園さんと仲良くなれたらいいなって思ってたけど、まさかこんなすぐになれるなんて……」
「そう思ってくれてたんですか? ありがとう御座います! ……でも苗木君、どうして中学の時は話しかけてくれなかったんですか? それ所か、目だってあんまり合わせてくれませんでしたし……」
「そ、それはほら、舞園さんみたいな人気者に話しかける勇気がなくて……。だからって、あんまりジロジロ見る訳にもいかなかったし……」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/03(水) 23:53:06.31 ID:dm2TomSio

「それでも私、すっごく感心したんですよ? まさか自分と同じ学年に、あんな事が出来る人がいるなんて、思ってもいませんでしたから」
「はは……僕も、出来るかどうか不安だったけどね……。それにしても、舞園さんも見てたんだね。気づかなかったよ」
「私以外にもいっぱい人がいましたからね。気づかなくても無理はないです」

以下略



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