38: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:14:47.76 ID:x2ueaAjJo
厠。
手洗い場のもっとも古い別称である。由来は川屋とも、側屋とも言われる。
39: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:16:09.07 ID:x2ueaAjJo
「あなたがその姿で現れたということは、いるんでしょう? 美国織莉子が」
「君は何者だい。同じ学校の私はまだしも、織莉子のことも知っているなんて、
もしかして殺しておかないといけない人材なの?」
40: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:17:32.68 ID:x2ueaAjJo
「つまり、あなた達にはあの巴マミと共同戦線を張れるだけの策がある、そういうことなの?」
「あれは、私なんか目じゃないくらいぶっ壊れているよ。一度けちょんけちょんにされたしね。
織莉子をあんなに傷つけた奴を許してやるのは癪だけど、織莉子が言うには私たちと、客人と、優等生。
41: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:18:56.66 ID:x2ueaAjJo
★∴
逢魔ヶ刻。
42: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:20:20.81 ID:x2ueaAjJo
深雪の魔女。その性質は優しさ。
いい音も悪い音もその全てを降り積もる雪で覆い尽くして吸音させる。
慈悲と、慈善。だけれどそれは、あまりにも独りよがり。
43: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:21:41.36 ID:x2ueaAjJo
雪の世界の真下に、透き通った氷の世界が作られていた。
黄朽葉色の少女は存在するかどうかも疑わしい重力に任せて落下する。
幾本かのリボンを召喚し、操る。
44: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:23:07.27 ID:x2ueaAjJo
★
その少女は魔女を追いかけて、隣町から魔境と呼ばれている地、見滝原へと足を踏み入れてしまった。
45: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:24:27.67 ID:x2ueaAjJo
何事かと思い目を見開けば、そこにはオレンジ色の優雅な魔法少女が魔女を圧倒する姿があった。
目に映る戦力差は圧倒的で、彼女自身があれだけ苦戦を強いられた魔女が、完膚なきまでに叩きのめされていく。
46: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:25:49.37 ID:x2ueaAjJo
★∴
魔女の結界という名の闇の領域から立ち戻った少女の影が腰をかがめてその子種を拾い上げる。
47: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:27:18.27 ID:x2ueaAjJo
★
「こんにちわ」
48: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:28:43.13 ID:x2ueaAjJo
★☆
ひらり、ひらひ、りらひ。
140Res/171.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。