過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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1: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:52:48.06 ID:xHpgljHm0
※物語の展開次第では性的な百合表現が含まれます

あんじゅ「にこさんと素敵なディスティニー」にこ「にこにこ!?」
ex14.vip2ch.com

上記の続編になります
ゆっくりと亀さん進行でいきます

前作を読むのが面倒な人へ
◆前回までのにこあんじゅ!◆
二年生の冬。にことあんじゅは出逢った
それを機に立ち直ったにこはスクールアイドルを再び始めることを決意する
希と絵里を勧誘し、アイドルへの情熱で仲間することに成功した
あんじゅと何度も会う度に胸のドキドキは募る

初めてのあんじゅの部屋でお泊まり
想い通じる前に深い仲になりかけ、思い留まるあんじゅ
その日のことを絵里に相談すると、お姉ちゃんモードでにこの背中を押してくれる

電話で想いを確認し合い、クリスマス当日に再会
世間に背中を向ける恋だけど、にことあんじゅは恋人同士になり唇を交わした……

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:53:40.12 ID:xHpgljHm0
―― 一月五日 UTX学院 レッスン室

スクールアイドルという枠を既に越えているA-RISE。

今年開催されるラブライブで優勝し、本格的なアイドルデビューが予定されていること。
以下略



3: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:54:16.15 ID:xHpgljHm0
まるでライブ前のような緊張感のある空気を醸し出すあんじゅに、気持ちを切り替えながらツバサと英玲奈が答えた。

小さく息を吐き、にこの笑顔を思い出して告白する。

「私はA-RISEの爆弾になっちゃったの」
以下略



4: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:54:51.02 ID:xHpgljHm0
ファンの夢よりアイドルにお金を稼がせることが優先。

その場合は、彼氏が発覚しても涙の会見をしてアイドルを続けさせる。

ただ、当然ながらそのグループ全体に疑惑が残り、ファンを辞める切っ掛けを与えることに繋がる。
以下略



5: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:55:33.74 ID:xHpgljHm0
その冗談が本人から告げられたことを再認識し、頭が痛くなった。

痛みの中で開きかけた口を強い意思で閉ざす。

今口を開けば何を言ってしまうか分からない。
以下略



6: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:56:58.73 ID:xHpgljHm0
「……」

閉じていなければ何かしらの悪意ある言葉が出そうだったツバサの口は、呆気に取られるように開いたまま。

一方の英玲奈はポーカーフェイスを崩すことなく、何を考えているか分からない。
以下略



7: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:57:37.96 ID:xHpgljHm0
メンバーから外して、新しい子をスカウトして新たに活動するか否か。

私ってば本気で混乱してるみたい。

ツバサは自嘲すると考えるまでもない答えを探そうとしていた自分を恥じた。
以下略



8: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:58:13.01 ID:xHpgljHm0
子供の頃から夢だったプロのアイドルになることが現実的になり、少し臆病になっていたのかもしれない。

自分らしさを見失うなんて、それこそアイドル失格。

「私としての意見はこれだけ」
以下略



9: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:58:56.14 ID:xHpgljHm0
射抜く程強い視線を受け、それでもあんじゅの瞳は揺れ動くことはない。

「彼氏ならぬ彼女ね。天然だと思ってたけどまさかそっちに走るとは考えもしなかった」

「私だってあの子に逢うまで想像してなかったわ」
以下略



10: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:59:49.46 ID:xHpgljHm0
「でも、」

「でもじゃないわ。もうこの話はおしまいよ。練習方法も色々と改善しないといけないわね」

「練習方法を?」
以下略



11: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 21:00:31.72 ID:xHpgljHm0
「当然ながら今までよりも振り付けを覚える時間も短縮されるから精神的に過酷になるかもしれない」

「でもそういうのを乗り越えて、当たり前にこなせるようになって本物のアイドルと呼べるようになると思うの」

前々から考えていたのだと思わせる堂々としたツバサの意見。
以下略



12: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 21:01:11.66 ID:xHpgljHm0
「まだ経験したことないけど、恋するとどうしようもないって聞いてるしね。しょうがないわよ」

「是非今度あんじゅを篭絡したという少女をここに連れてきて欲しいな」

「それいいわね。私も是非会ってみたいわ」
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2014/12/25(木) 21:02:47.50 ID:mefGZr9Lo
新作か
期待


14:名無しNIPPER[sage]
2014/12/25(木) 21:16:05.02 ID:Sk7tGtt9O
続編待ってたよー
乙です


15:名無しNIPPER
2014/12/26(金) 13:11:35.14 ID:E26yCGJ00
新作待ってました!!!!


16:名無しNIPPER[sage]
2014/12/26(金) 19:09:14.03 ID:ic2mphEt0
乙、前作も非常によかったので期待


17: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:02:18.57 ID:zxcyBmiV0
―― 一月七日 音ノ木坂学院 中庭

「昨日も言ったとおり、今日からなるべく人目につく場所で練習を行っていくわ」

寒空の下で気合十分の絵里の意見に希とにこが頷いた。
以下略



18: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:03:06.42 ID:zxcyBmiV0
驚きを隠そうともしないまま、にこが絵里を見つめる。

その視線が恥ずかしくて顔を逸らそうとするけど、いつの間にか後ろに移動していた希に顔を抑えられて動かせない。

「ちょっ、ちょっと〜」
以下略



19: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:03:39.33 ID:zxcyBmiV0
「わしわし?」

溢れ出る羞恥の中、聞き覚えのない単語に戸惑う。

「体験した方が早いね。そうすればいくらエリちでも素直になるだろうし」
以下略



20: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:04:12.87 ID:zxcyBmiV0
その声を自分の耳で聞き二度の意味で恥ずかしい。

にこと目が合う。

「……希と絵里ってそういう関係だったのね」
以下略



21: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/27(土) 01:05:04.54 ID:zxcyBmiV0
言葉自体はとても綺麗だけど、その目は絵里を直視することなく、明らかに別方向へ泳いでいた。

散々胸を弄られた挙句、とんでもない誤解を受ける今の自分に本当に泣きそうになる。

「とまぁ、冗談はともかくさ。絵里には本当に感謝しているわ。……ありがとう」
以下略



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