過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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212:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:59:32.24 ID:t8V4LTxho

「有希!」

俺とほぼ同時に、長門の元にやってくるのは、朝倉だ。
長門の体を抱き起こす役目は、朝倉に譲ってやることにする。
以下略



213:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:00:04.57 ID:t8V4LTxho

「あの光の先に、ハルヒが居るんだな」

「そう」

以下略



214:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:01:01.28 ID:t8V4LTxho

「キョン、その子は……」

言葉を濁らせながら、伊織が言う。

以下略



215:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:02:09.58 ID:t8V4LTxho


「最初に、この塔に来たのは、いつだったかしら。もう、随分ここに居るから、どれぐらい前だかわからなくなっちゃったわ」


以下略



216:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:03:02.06 ID:t8V4LTxho
そこまで話し、ハルヒは両手を腰ほどの高さに上げ、手のひらを上へと向けた。

「すべてのシャドウが倒された今、私は、深層・モナドと一つになった。キョン、あんたたちの手助けのおかげで、予定よりずっと早くにね。それと、そっちの……あなたたちのことは、いまいち知らないけど。何にしろ、助かったわ。ありがとう」

ハルヒが、アイギスたちの顔を見回した後、微笑む。悪意のかけらも感じない、純朴な微笑が、逆に気味悪く感じられる。
以下略



217:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:04:02.13 ID:t8V4LTxho


 ―――ハルヒもまた、心を食われている。


以下略



218:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:05:01.38 ID:t8V4LTxho
償い。
ハルヒの口にしたその単語が、俺の頭の中で、何度も繰り返される。
たしか、それは、罪を犯した人間に課せられるものだったはずだ。
そうか。今、ハルヒの心を動かしているのは―――罪悪感なのか。

以下略



219:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:06:01.30 ID:t8V4LTxho

「消える、って……」

ぽつりと、俺の後ろで、伊織が呟く。

以下略



220:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:07:01.99 ID:t8V4LTxho

「ペルソナ!」

ハルヒの口から放たれたその単語が、屋上の大気を震わせる。呼び声に呼応し、現れたのは、赤い衣装に身を纏った、道化師のような姿のペルソナだった。

以下略



221:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:08:00.98 ID:t8V4LTxho
そのペルソナが、仰々しく両腕を振りかざすと、あたりの空間に、風が吹き始めた。初めは僅かな風だったが、それはすぐに、真空の刃を伴う、ハルヒの体を中心とした旋風となり、俺たちの体を一度に襲った。

『か、風です! えと、吹き飛ばされないようにしてください!』

「ラウレッタ!」
以下略



222:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:09:01.09 ID:t8V4LTxho

「ゆかりちゃんっ!」

妹が叫び、岳羽さんと斧の間に、新たに障壁を作り出す。その障壁によって阻まれ、光の斧が弾き返される。しかし、それによって、初めに張られた、魔法を無効化するための障壁が解除された。辺りを吹き荒れる嵐と、かまいたちが、俺たちを襲う。

以下略



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