過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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50:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:01:00.32 ID:gIGEqEoto

「シャドウの殲滅。シンプルで分かりやすいじゃないですか」

古泉は、どこか生き生きとしている。ペルソナに覚醒したのが、そんなに嬉しいのか。戦いたくてしょうがないって顔だ。
俺はペルソナに覚醒したとき、一抹の闘志は感じたが、高揚感なんぞは覚えなかったぞ。性格の違いか? こいつは案外好戦的な性格なのかもしれない。ボードゲーム好きだしな。
以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:03:37.31 ID:gIGEqEoto
長門と連絡を取れるのは、影時間が終わり、次の影時間が始まる瞬間に限られているそうで。次の連絡を待つ間、俺たちは朝倉のナビゲーションを頼りに、終わりのない迷宮内を歩き回った。
いわゆるところのザコ敵どもは、やはり不定期に現れた。朝倉曰く、シャドウとはペルソナ同様、影時間のエネルギーが、別のエネルギーと融合し、実体化した存在であり、複数のエネルギーに満ち、飽和状態となった迷宮内のあちこちで起きる、小さな情報爆発に伴って発生するものだという。
その情報爆発が起きる間隔に法則性はなく、予測することは、たとえ長門であっても難しいらしい。
しかし、あのナイフのシャドウや、視聴覚室でのシャドウのような大物はどもは、通常のシャドウを発生させているエネルギーとは異なる、特定のエネルギーが作用することによって生まれるもので、その特定のエネルギーの流れを察知することで、発生を予測することができるとか。
もっとも、影時間の中では、情報解析能力を発揮できない朝倉には、その予測も不可能で、頼みの綱となるのは、現実の長門のみなのだが。
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:05:33.72 ID:gIGEqEoto

「……つまり、影時間のエネルギーが、現実世界に及ぼす影響力が、大きくなっているということでしょうか」

「そういうことね。今のところ、シャドウはこの迷宮内にしか存在しないけど、もし、そのうち、街中にも出現し始めたりしたら、被害がどれだけ出るかわからないわ」

以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:06:51.25 ID:gIGEqEoto
キィン。と、甲高い音とともに、周囲を取り巻く空気が冷たくなった。こいつのペルソナは、出てくるだけで辺りの気温を下げる。わざとそうしているのか、そもそもそういう性質なのか。任意でやっているなら、戦闘時以外は控えて欲しい。

「……そう遠くはないみたい。でも、察知し慣れていない反応だから、今ひとつ―――」

と、そこまで話した後、
以下略



54:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:07:55.36 ID:gIGEqEoto



………

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55:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:12:25.10 ID:gIGEqEoto

「見てください」

見通しの良くなった校庭の一点。ちょうど、現れたシャドウを挟んだ向こう側を指差し、古泉が言った。指し示された先を注視すると……そこに、シャドウではないものの姿があった。
地面にしゃがみこみ、頭を抱えるその姿―――遠目に見てもわかる小柄な体躯に、俺は見覚えがある。
以下略



56:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:15:36.94 ID:gIGEqEoto

「行くぞ、古泉!」

二体のシャドウのシルエットを目指し、俺は地を蹴った。ダンテを召喚し、前方百八十度の空間を薙ぎ払いながら、柄モノを抜く。俺の精神力はフルチャージ、存分に柄モノを振るうことができそうだ。
程なくして、二体の大物が、俺の接近に気づき、重そうな体をこちらへ向けた。
以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:22:39.46 ID:gIGEqEoto

「ベアトリーチェ!」

立ち往生する俺に、朝倉の援護が届いた。背筋を襲う寒気とともに、俺の背後から、眼前の炎の壁に向かって、無数の氷の礫が放たれたのだ。
先刻戦った女の戦法を彷彿とさせる朝倉の攻撃は、燃え盛る炎に触れた瞬間、水蒸気となり、音を立てながら爆ぜた。爆風が、炎の威力を一瞬、弱めさせる。その瞬間を狙って、俺はダンテを再び放った。
以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:25:34.17 ID:gIGEqEoto

「おい、ふざけんな!」

思わず叫んださ。赤と青をあわせて紫。小学生か。ついでに、物理も無効、魔法も無効なんて発想も小学生並みだ。
しかし、事実として、その障壁は発生したわけで。古泉と朝倉の合体攻撃は、見事に阻まれた。
以下略



59:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 20:28:44.50 ID:gIGEqEoto


 ―――我が手を取れ


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