過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:06:51.25 ID:gIGEqEoto
キィン。と、甲高い音とともに、周囲を取り巻く空気が冷たくなった。こいつのペルソナは、出てくるだけで辺りの気温を下げる。わざとそうしているのか、そもそもそういう性質なのか。任意でやっているなら、戦闘時以外は控えて欲しい。
「……そう遠くはないみたい。でも、察知し慣れていない反応だから、今ひとつ―――」
と、そこまで話した後、
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54
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:07:55.36 ID:gIGEqEoto
………
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55
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:12:25.10 ID:gIGEqEoto
「見てください」
見通しの良くなった校庭の一点。ちょうど、現れたシャドウを挟んだ向こう側を指差し、古泉が言った。指し示された先を注視すると……そこに、シャドウではないものの姿があった。
地面にしゃがみこみ、頭を抱えるその姿―――遠目に見てもわかる小柄な体躯に、俺は見覚えがある。
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56
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:15:36.94 ID:gIGEqEoto
「行くぞ、古泉!」
二体のシャドウのシルエットを目指し、俺は地を蹴った。ダンテを召喚し、前方百八十度の空間を薙ぎ払いながら、柄モノを抜く。俺の精神力はフルチャージ、存分に柄モノを振るうことができそうだ。
程なくして、二体の大物が、俺の接近に気づき、重そうな体をこちらへ向けた。
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57
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:22:39.46 ID:gIGEqEoto
「ベアトリーチェ!」
立ち往生する俺に、朝倉の援護が届いた。背筋を襲う寒気とともに、俺の背後から、眼前の炎の壁に向かって、無数の氷の礫が放たれたのだ。
先刻戦った女の戦法を彷彿とさせる朝倉の攻撃は、燃え盛る炎に触れた瞬間、水蒸気となり、音を立てながら爆ぜた。爆風が、炎の威力を一瞬、弱めさせる。その瞬間を狙って、俺はダンテを再び放った。
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58
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:25:34.17 ID:gIGEqEoto
「おい、ふざけんな!」
思わず叫んださ。赤と青をあわせて紫。小学生か。ついでに、物理も無効、魔法も無効なんて発想も小学生並みだ。
しかし、事実として、その障壁は発生したわけで。古泉と朝倉の合体攻撃は、見事に阻まれた。
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59
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:28:44.50 ID:gIGEqEoto
―――我が手を取れ
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60
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:31:04.22 ID:gIGEqEoto
障壁を貫いた俺は、勢いを殺さないまま、手前に居た、丸っこい方のシャドウの土手っ腹に拳をぶち当てた。
見た目通り、ブリキに似た手触りの装甲が、銅鑼を鳴らしたような音ともに凹み、繋ぎ目らしき部分が歪む。
俺はそのつなぎ目に指を突っ込むと、剥がれかけた装甲を、一息に引き剥がした。その下から、動物の皮膚に似た、漆黒の体表が現れる。
その体表目掛けて、もう一度、右の拳を振るう。
肉が潰れる、生々しい感触とともに、シャドウの巨体は後方へと飛ばされ、背後に立っていたうすら長い方を巻き込んで、大地に跡を残しながら、校庭の端まで吹き飛んでいき―――やがて、黒い煙を発し始めた。
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61
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:37:44.96 ID:gIGEqEoto
「大丈夫だ、もう……お前、どうしてここに?」
「ひっく、だって、キョンくんが、いなくなっちゃったから……」
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62
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 20:42:56.48 ID:gIGEqEoto
「何だったんだって……こっちが聞きたいな」
と、今まで沈黙していた朝倉が、こちらへ近づいてきながら言う。
それにわずかに遅れて、古泉も駆け寄ってくる。ようやく、妹を含め、四人が集結した。
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