過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:03:42.09 ID:gIGEqEoto
「いや、びっくりしたわ。いきなり、道端で寝てるからさ」
……よし、落ち着こう。
俺はまず、上半身を起すと、周囲を見回し、そこがもはや見慣れた迷宮の中であることを確認する。
以下略
68
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:05:51.71 ID:gIGEqEoto
頬を指先で掻きながら、男はそう言った。
俺は、記憶の中で、最後に古泉たちを確認した時の様子を思い出す。
思い出す―――までも無く、脳裏に浮かんだのは、跳び箱をコの字に囲むようにして眠る、三人の図。
俺は、冷たい壁を背に、マットの上に座り込んで、入り口に注意を払っていて……あとは、覚えていない。おそらく、眠ってしまったのだろう。
その間に、あいつらが俺を置いてどこかへ行ってしまったのか? と、一瞬考えたが、可能性は低いだろう。ただでさえ、戦力は十分とはいえない状態なのに、何故分裂せねばならんのだ。
以下略
69
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:08:43.81 ID:gIGEqEoto
「あーっと……なんだ。まあ、俺たちさ。影時間がまた発生してるっつうんで、一体どうしたのかっつって調査してたんだけど」
『影時間』。
『ペルソナ』に続いて、男がもう一つ、俺の耳にこびりついた名称を口にした。
以下略
70
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:10:36.48 ID:gIGEqEoto
「お前、どこでその名前を!?」
「いや、これさ」
以下略
71
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:12:50.32 ID:gIGEqEoto
「……マジで? それってつまり、風花と同じ状態……え、じゃあ、もう外じゃ一日経っちゃってるってわけ?」
そういうことになるな。伊織の話を聞く限り、彼らがこの塔に乗り込んでから、時計は(伊織たちも、零時計と似たような、時間を示す道具を持っているらしい)一周と半分をしたところと言うことだ。
以下略
72
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:14:54.27 ID:gIGEqEoto
「マジかよ……最強じゃね? それ」
ああ、最強だよ。あいつは。間違っちゃいないだろう。長門がペルソナを使えるかどうかは知らんが、多分使えるだろうし、仮にペルソナを使えないとしても、あいつが最強であることに揺らぎは無いだろうからな。
以下略
73
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:16:22.27 ID:gIGEqEoto
「……月が動いてない」
「は?」
以下略
74
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:17:48.52 ID:gIGEqEoto
「おいおいおい、マジでか!」
世の中、どうしてか、いやな予感ほど良く当たるものだ。まるで伊織の呟きに大手をふるって返事をするかのように、そいつは現れた。
以下略
75
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:19:32.96 ID:gIGEqEoto
ええい、ままよ。困った時はペルソナ様が何とかしてくれるさ。俺は、頭に貼り付いた恐怖を、無理矢理引き剥がし、何も無い空間へと、体を放り出した。
ぶわり。冷たい空気の中を、きりもみになりながら落下して行く。上空には、例の磔の巨人が、中庭に覆いかぶさるようにして、ゆっくりと降りてくるのが見える。間近で見ると怖ぇ。
そうこうしている間にも、大地は近づいてきている。さすがにこのまま叩きつけられるのは……ヤバイ。
「ダンテ!」
以下略
76
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:21:47.09 ID:gIGEqEoto
「ああ、そうだ。長門とも連絡が取れるかもしれん」
「マジ?」
以下略
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